◆◇◆『一点集中力』伊藤真〔いとう・まこと〕著(サンマーク出版)より◆◇◆
何かを成し遂げる人は、みな「一点集中力」を持っている!
はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。
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①「短期集中力」と「長期集中力」の両輪が大事
「一点集中力」には、「短期」と「長期」の二種類がある。
「短期集中力」は・・・。
入試のために勉強する。
明日のプレゼンのため、企画書をつくる。
司法試験のために1年間勉強することも入るかもしれない。
しかし、このレベルの集中力を長く継続するのは無理だろう。
エネルギーを集中する「短期集中力」とは別に・・・。
継続しながらコツコツ目標に向かっていく「長期集中力」も必要だ。
一芸に秀でた人は・・・。
ここぞというときに爆発する「短期集中力」。
一生かけて続けていく「長期集中力」。
この両方のバランスがとれているのだろう。
目の前の課題を突破する「短期集中力」。
自分の夢や使命をかなえる「長期集中力」。
両方のバランスをとることができると、人生が飛躍的に進む。
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「集中力が切れた」と言う子どもは、たまにいますね。
「集中力」というもの自体は、実体がなく・・・。
あまり論議することではない気がします。
ただし「集中力が切れた」のは・・・。
「集中力の前提がない」とは言えそうです。
私が考える集中力の前提とは、「時間の感覚」と「想像力」です。
この2つがないということです。
「時間の感覚」があれば・・・。
● 「〇〇時までに仕上げよう」
● 「〇〇時までに帰ろう」
● 「残り〇〇時間だな」
・・・となります。
できない子どもは、時間が無限にあると思っているかのようです★
だから、お喋りしたり、ボーっとしたり、ダラダラやったり。
時間を無駄に使っています。
結果的に、「集中力が切れた」状態になります。
また、「想像力」があれば・・・。
● 「これができると成績が上がるぞ」
● 「学年順位で〇〇位を取りたい」
● 「〇〇高校に合格したいな」
・・・となります。
できない子どもは、近い未来のことすら想像できません★
想像力がないので・・・。
目の前のことをやらないと、できないと、どうなるのか。
それがわかりません。
だから今、楽なことだけを考えて・・・。
目の前のことへの取り組みが悪くなります。
結果的に、「集中力が切れた」状態になります。
「集中力が切れた」に逃げないで・・・。
「時間の感覚」と「想像力」を身につけましょう☆
「諸君の精力と思考とを、自分の使命に集中させよ! なすべきことを、とことんまでやりぬけ。あらゆる改善をし、あらゆることに精通し、なすべき仕事を完璧にマスターせよ!」
(アンドリュー・カーネギー Andrew Carnegie スコットランド生まれのアメリカの実業家)
・・・次回へ続く。
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