写真は、160916、中1数学の授業です。
160821の新聞記事に、「中学生の進学率最高、99.0%」がありました。
埼玉県内の中学校を、2016年3月に卒業した生徒についてです。
99.0%は、過去最高の割合です。
高校卒業者のうち、大学などへの進学率は56.9%、就職率は14.6%。
進学率は0.3%減、就職率は0.2%増ということです。
就職率の6年連続上昇は、何を表しているのでしょうか?
それでは、授業に戻りましょう。
埼玉県白岡市・篠津中、第2回定期テストが迫りましたね。
160923です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。
さあ、過去問を見てみましょう。
問題「図のような長方形のタイルAと、Aの面積の半分である直角三角形のタイルBがある。これを、直前に置いたタイルの右へすき間なく、AABAAB…という順番で重ならないように並べていった。最初から4枚のタイルでつくられた図形の面積は、42㎠である。最初から10枚のタイルを並べたとき、タイルでつくられた図形の面積を求めなさい」
「福島県・改」と書いてあります。
定期テストに、入試問題を持ってきたようですね。
授業では扱っていないのではないかと思います。
それでは、解答の流れを一緒に見ていきましょう。
タイルAとタイルBの面積がわからないので・・・。
10枚並べたときの面積もわかりませんよね。
問題を眺めていても、タイル1枚の面積は出てこないので・・・。
タイルAの面積をa㎠とおいてしまいましょう。
そうすると、「4枚で42㎠」というところから、式がつくられます。
タイルBは半分なので、もちろん「1/2 a㎠」となります。
4枚で42㎠の式は?
→ a+a+1/2 a+a=42
3a+1/2 a=42 ←「×2」をする
6a+a=84
7a=84
a=12
タイルAは12㎠、タイルBは、その半分の6㎠となります。
タイルを10枚並べるということは、AABAABAABAです。
タイルAが7枚、タイルBが3枚となりますね。
ラストは、10枚のときの面積を求めましょう。
→ 12㎠×7枚+6㎠×3枚
=84+18
=102
答えは、「102㎠」です。
↑確認してみてくださいね。
「わからない数をaとおいてしまう」というのは・・・。
まず、自分からの行動が必要です。
だから、少し難しい部類の問題だと思います。
この問題は、これだけ考えて、たったの2点です★
この問題に、気を取られ過ぎないほうがいいですね。
子どもは、「あんなのわかりっこない」と・・・。
できないところばかりを気にします。
入試問題から持ってきた難しい問題は、全部で12点分です。
普通の子ども60%、できない子どもの20%なら・・・。
これは、すべて落としてもかまいませんよ。
他の、教科書や学校のワークレベルの問題・・・。
これができていれば、最高で88点はいくわけですから。
この回は、88点取れていれば、たいしたものです。
上位20%の、できる子どもにとっては、よいチャレンジ問題です。
88点分を確実に取ったうえで、考え始めるといいかなと思います☆
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