写真は、セミナー告知と当日の資料です。
160315、「2017年度 埼玉県公立高校入試の変更点とその対策」セミナーに出席しました。
2017年度(平成29年度)からの、埼玉県公立高校入試、数学の話です。
「学力検査問題」(標準版)、「学校選択問題」(応用版)に分かれます。
「学力検査問題」「学校選択問題」のサンプル版は、↓をクリック。
http://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/29nyuushikaizen.html
そして、どの高校が標準版を使うか、応用版を使うか?
応用版を使う高校以外は、標準版となります。
応用版を使う高校については、↓をクリック。
http://blog.goo.ne.jp/kavid060327/e/04c54f449461131faa2631f3eec48d19
前回までの記事を考えて・・・。
2017年度入試の数学は、どんな平均点になるのか?
埼玉県公立高校入試、近年の数学の平均点を紹介しますね(100点満点)。
● 2016年度(平成28年度)入試 51.1点
● 2015年度(平成27年度)入試 48.1点
● 2014年度(平成26年度)入試 45.0点
● 2013年度(平成25年度)入試 42.4点
● 2012年度(平成24年度)入試 36.5点
私からすると・・・。
「2016年度は、平均点が51.1点だから、ちょうどいい気がする。2つに分けなくてもいいんじゃないかなあ」
・・・そう思ってしまいますが。
2016年度は、前回の記事で紹介したような難問もなく・・・。
平均点も含めて、いい頃合いに作られていると思います。
でもまあ、2つのレベルに分かれると決まったので・・・。
気持ちを切り替えて、対策を練りましょう。
さあ、2017年度の数学の平均点は、どうなるのか?
標準版は、2014年度入試よりも、けっこう簡単になる。
それを、できない(下位の)子ども~中上位の子どもが解くことになります。
だから、55点~60点くらいの平均点になるのでしょうか。
応用版は、応用といっても、2014年度入試よりも、やや簡単になる。
それを、中上位の子ども~できる(上位の)子どもが解くことになります。
だから、60点~65点くらいの平均点になるのでしょうか。
そんなわけで、私の予想は・・・。
応用版も標準版も、同じような平均点になってしまいました。
2017年5月くらいに平均点は発表されますが、当たるでしょうか?
ところで、現中3生から、こんな質問があるかもしれません。
「数学が2つに分かれるなら、どうやって勉強すればいいの?」
あまり難しく考える必要はありません。
今ある過去問を、普通に解いてみればいいと思います。
出題の傾向などは、毎年変わるわけではありません。
標準版で受験する子どもは、難しすぎる問題が出てきます。
そのときは、それを最初からカットしてもいいかも。
「このレベルは、おそらく出ないから大丈夫」という感じで。
応用版で受験する子どもも、少しだけ難しすぎる問題が出てきます。
それでも、しっかり解いてもらって、解説もします。
そのあと「でも、このレベルは、おそらく出ないから大丈夫」という感じで。
売っている過去問が、普通に使えると思いますよ。
ただ、応用版で受験する子どもは・・・。
以前よりも難しくなる大問1の計算問題が、過去問にはありません★
だから、それは問題集から拾って練習してもらおうと思います。
中3生は、こう思っているかもしれません。
「以前(2014年度あたり)よりも、簡単になってよかった~♪」
・・・でも、そうとばかり言ってはいられませんよ。
以前よりも簡単になったということは・・・。
周りの中3生も、点数を多く取るということです。
取れる問題が多くなるので、自分も多く取らないといけなくなります。
以前は、こんなことも言われていました。
「数学が60点でも、浦和高校(偏差値【SS 70】)に合格する」
埼玉県公立高校入試の数学は、そのくらい難しかったのです★
2017年度からは、もうそんなことはなくなると思います。
【SS 70】の最上位公立校、浦和高校、浦和一女高校、大宮高校は・・・。
数学は80~90点台というのが、普通になってしまうかもしれません。
以前よりも、点数は落とせない入試になるような予感です★
そんなことを考えつつ、日々しっかり勉強していきましょう☆
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