写真は、130219、中2数学の授業です。
篠津中定期テスト第4回が、130227&130228ですね。
数学の授業では、過去問を勉強しています。
写真の問題は、私が「足し算の証明」と勝手に呼んでいるものです。
問題「図のように、△ABCの2辺AB、ACをそれぞれ1辺とする正方形ADEB、ACFGを作ります。このとき、BG=CDとなることを証明しなさい」
使う三角形の2組の辺は、見たままで等しいといえます。
問題は、その間の角が等しいと、どのように説明するかです。
それぞれの角について、同じことをしているから等しいとします。
できれば、証明に使う三角形を色別に囲みましょう。
色別が無理でも、シャーペンで太めに囲むことです。
自分が目で見て、わかりやすいようにしてください。
さらに、等しいといえる辺や角に印をつけていってください。
正しく印がつけば、合同条件が導き出しやすくなるでしょう。
とにかく、頭の中だけでやろうとしないことが大切です。
それでは、証明を進めていきましょう。
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△ABGと△ADCにおいて
正方形の4つの辺は、それぞれ等しいから
AB=AD・・・①
AG=AC・・・②
また、∠BAG=∠BAC+∠CAG=∠BAC+90°
∠DAC=∠BAC+∠BAD=∠BAC+90°
よって、∠BAG=∠DAC・・・③
①②③より
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
△ABG≡△ADC
したがって、BG=CD
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証明は以上です。
↑できましたか?
子どもが、学校で言われたという注意点を教えてくれましたよ。
● 問題文に書いてあるからといって「仮定より」としない
● 「2辺と~」でなく、「2組の辺と~」と教科書通りに書く
・・・この2点でした。
最初の注意点は、具体的に等しい理由を書けということですね。
たとえば、「正方形の4つの辺は、それぞれ等しいから」と。
教科書にも「仮定より」は使われているので、先生によるのか?
次の注意点は、先生によるのか、教科書改訂で徹底されたのか。
学校の先生の模範解答も、「2辺と~」と書いてありましたからね★
まあ、合同条件は、教科書に書いてある通りで書いておきましょう。
学校のテストなので、学校の先生のルールに従いましょう。
私も気を付けます★
埼玉県の中学生が受験する「北辰会場テスト」があります。
ここで出題される証明は・・・。
「足し算の証明」「引き算の証明」がほとんどという印象です。
単純に証明できてしまうものは、ほとんど出題されません。
まあ、それだとみんなできてしまうと考えているのでしょう。
みんなできてしまうと、点数に差がつきませんからね。
図形のある角度が足し算だったり、引き算だったりの証明。
そこまで日々の勉強で、できるようにしておきましょう。
埼玉県公立高校入試の証明は、またさらに難しいですからね★
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