学校生活において、ザックリですが、4つのパターンがあるかなと。
①子どもがルールを守らない → 体罰もありえる
②子どもがルールを守らない → 体罰はダメ
③子どもがルールを守っている → 体罰もありえる
④子どもがルールを守っている → 体罰はダメ
それぞれのパターンについて考えていきましょう。
「④子どもがルールを守っている → 体罰はダメ」
まあ、これって当たり前のことですよね。
だから、事例はありません。
ただ、今まで出ていなかった・・・。
言葉による事例を考えてみましょう。
◆ 生活指導編
事例「子どもが先生に『ハゲ』『バカ』『死ね』などと言った」
130202の新聞記事、神奈川県の中学校で実際にあった事例です。
これは、NGワードを明文化したあとの基準しだいでしょうね。
私の感覚では、子どもはルールを守っていないと感じます。
だから、何かしらの「指導」があるかもしれません。
状況や頻度にもよりますが、何も「指導」しなければ・・・。
「あいつ、何にも言わないから大丈夫。もっと言ってやれ」
残念ながら、そんな子どもがいるかもしれませんから★
教室の子どもも言っていましたよね。
『「バカ」「アホ」「マヌケ」など、罵倒するのは言葉での体罰』
それを思うと、子どもが先生を罵倒してもいけません。
ところで、「罵倒(ばとう)」とは何でしょうか?
国語辞典では、「相手を汚いことばで、ひどくののしること」とあります。
「罵倒」は、禁止されている「体罰」と定義します。
それでは、出た言葉は「罵倒(体罰)」なのか「指導」なのか?
私は、「できごと」に対してか、「人間そのもの」に対してか・・・。
言ったことは、そこを明確に区別するとスッキリすると思います。
よくない「できごと」に対してなら、何か言うこともあるでしょう。
ただ、「人間そのもの」に対してなら、罵倒かなと思います。
少し、言葉の事例を見てみましょう。
● 先生が、子どものよくない「できごと」に対して言う
「気合い入れてやれ!」
「ちょうしに乗ってるんじゃない!」
「人の言うことを聞け!」
「ふざけるな!」
「忘れ物をするな!」
「挨拶しろ!」
これらは、よくない「できごと」に対する、先生の反応です。
少し荒っぽいですが、これでも柔らかく書きましたよ★
この言葉が合っている状況だったのなら、罵倒ではないと思います。
だから、言葉での体罰とはいえないと思います。
● 先生が、子どもの「人間そのもの」に対して言う
「バカ!」
「アホ!」
「マヌケ!」
これらは、子どもがどんなルール違反をしたのかわかりません。
「人間そのもの」に対して、ひどくののしっています。
「できごと」が出てきていないのは、罵倒になると思います。
だから、言葉での体罰になると思います。
体罰は、禁止されています。
まあ、個人的な意見をザックリとですが、どうだったでしょうか。
多くの人が、「体罰か指導か」を解決できる考えがあると思います。
その、ひとつの考え方として見てもらえればと。
最後に、特に重要なのは・・・。
● 子どもの言動の基準(ルール)を明文化
● 先生の対応の基準(ルール)を明文化
一刻も早く、これを行えばいいだけだと思います。
時代は動いているのに・・・。
教育現場の体罰についての対応は、時代遅れだと思います。
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