ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『16歳の教科書』レポ(3)

2009-02-06 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『16歳の教科書』(講談社)より◆◇◆

なぜ学び、なにを学ぶのか?

はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。

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受験ほど感動的な体験はない(計算力の達人 鍵本聡)

思春期のころ、特に高校や大学の受験勉強に打ち込んでいるころ、みんなの頭の中には「自分の世界」が広がっています。
それは頭でっかちで、独りよがりで、ちょっと生意気で、世間知らずな「自分の世界」です。

そして受験とは、それまで大事に温めてきた「自分の世界」が、初めて「社会」と触れ合う瞬間なのです。
もっとわかりやすくいえば、あなた自身が初めて社会から「承認」される、とてつもなく感動的な瞬間。
それが受験なんですよ。

僕自身、浪人も経験しているし、受験では何度も失敗しました。

でも、受験とは負けてもいいものだと思っています。
意味ある負けだってある。
負けることを恐れて、受験というせっかくの感動体験を放棄することのほうが、もったいないと思います。

もっとも、これは受験が終わってから(あるいは社会に出てから)初めてわかることなので、いまのみなさんには実感がないことでしょう。
これからそんな体験ができるみなさんが、羨ましいくらいです。
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中学受験を経験していない子どもがいると思います。
おそらく進学については、高校受験で初めて・・・。
「他人からハッキリと評価される」という経験をしますね。

漢検、文検、英検、TOEICで、すでに体験済みですって?
それは失敗しても、それほどダメージはないでしょう。
いつでも何度でも、受け直すことが可能ですからね。

そう考えると高校受験は、1回限りのチャンスと言えると思います。
正確には、埼玉県の公立高校の場合は、前期と後期の2回ですが。
しかも実際は、中3を過ぎてもチャレンジはできますけどね。

結局、自分の評価は他人がするものです。
小6、中3、高3、浪人の受験生だけでなく、オトナでもそうです。
私もそうですが、周囲(私なら地域)に認められる必要があります。

自分ではどれだけやったつもりでも・・・。
周囲に評価されなければ、自分の評価は上がらないでしょう。
この場合、「主観」に偏らないほうがよいと思います。

国語の論説読解でよく出てきますよね。
「主観的」なことよりも、「客観的」なことが重視されるということです。
自分の評価は、「客観的」にされることになります。

ただし、ここで「現在の評価」よりも重要なことがありますよ。

自分の評価が上がらない、自分の望んでいた結果が出なかった・・・。
・・・ただし、努力や経験は残ります。
そこから自分が何をするのか、どう行動するのかが重要ですよ。

最も重要なのは、成功したにせよ失敗したにせよ・・・。
どちらの評価であっても、周囲に評価されてからの自分の行動です。
あなたの真の評価は、まだまだ先にあるのだと思いますよ☆

・・・次回へ続く。

コメント
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