岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

敬老の日 2

2020-09-13 06:18:30 | いなか暮し

  敬老の日も近いというのに、早池峰三山、早池峰、中岳、鶏頭山よりも大きな入道雲が今日も現れている。
 
 その② おばあさんの巻
 どういうグループだったか、覚えていないが、私のおばあちゃんと、おじいさんグループだったから、多分、地区の老人クラブだったかもしれない。
 小柄で活発なおばあちゃん、逆算してみたら当時72才、おじいさん達はそれより下の60代、この人たちが老人クラブとは、現代では考えられないが、当時、60年近く前の平均寿命は女性は74才、男性はまだ70才に届いていない。

 一行は、多分、バスで、早池峰山ろくの、岳集落に着いた。
 一人だけの女性参加、おばあちゃんは「私は女だから、東のお山には登れない」
 明治の人だから女人禁制はかたくなに守る。
 年長のおばあちゃんの言葉に、本音は早池峰山に登りたかったろうが、グループは納得して鶏頭山に向かった。
 カメラも貴重な時代、記念写真がないのが残念。
 老人クラブ、御一行様は良く歩いて、夕方のバスで無事に帰った。

 当時、高校2年か3年の私が、どんな、いきさつで、老人クラブ一行の鶏頭山登山の案内をしたんだろう。
 おそらくは、勉強そっちのけで、毎週のように山登りしてる孫を自慢したくて、おばあちゃんが老人クラブ仲間を誘ったに違いない。
 そんなおばあちゃんは82才で、一緒のおじいさんたちも長生きして、そのうちの一人のおじいさんは100才まで生きた。みんな元気なお年寄りだった。

 おばちゃんの亡くなった、年齢に近づきつつあるが、まだ、時折早池峰山に登る。
 健康、体力、おばあちゃんが守ってくれているのだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 敬老の日 1 | トップ | 「お宝」大好き »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

いなか暮し」カテゴリの最新記事