岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

カラスのご馳走

2017-12-05 18:17:29 | いなか暮し

 今年も12月・・・
    二十四節気  小雪
     七十二侯  末候  橘始めて黄なりたちばなはじめてきなり
        冬でもあおあおとした常緑樹の橘の実がだんだん黄色になる頃。
                     12月2日から6日ころまで

  今年の秋は柿が良く実った。 
 葺き替え工事の進む新花巻駅前の熊谷家でも、去年不作だった分、今年は良く実った。
 今の子供たちは実った柿にはまったく興味を示さない。
 柿とはきれいにパックされて、スーパーで買うものと決めている。
 子供たちばかりではくて、そのお父さんもお母さんもそう思っているに違いない。
 むかし、子供たちは柿に群がった。

 たわわに実った柿には、東北南部以南では野猿が来るというが、我が里にはまだ猿はいない。
 その代り、カラスが群れをなしている。
 きっと、柿はカラスにはご馳走に違いないが、12月に入ってからカラスが来なくなった。
 食べきれない量だったに違いない。カラスにも飽食、食料余の時代かもしれない。
 子供に喜ばれることなく、カラスにも飽きられ、色あせて、樹に残るいっぱいの柿、年寄りにはもったいないと映る。

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