学校から大急ぎで帰り、いつもより込み合う釜石線で花巻に向かう。
待ちかねた花巻まつり 当時は「かぐずまつり」 (かぐず→川口→里川口まつり?)と言ったように思う。
まだ日が高いから山車は準備中だろう、映画館に向かう。この夏にヒットした怪談映画は月遅れでこの頃の上映となる。
たち席までいっぱいの映画館は時折、トイレの臭いが流れるが一向に気にならない。
映画を見てから早めの夕食は、やぶや・新ばし・田村・権さん・・・・どこを覗いても今日はいっぱいのお客である。
食事といってもカレーかラーメンだったかもしれない。
露店を横目で見ながら御旅所へ、広場では賑やかなサーカス小屋、となりの見世物小屋では「この子は哀れな子でございます。親の因果が子に移り・・・・・」だみ声の呼び込みが手に持った棒で中を少しだけのぞかせる。
露店がいっぱい出ている。当時の露店は怖いお兄さんが多かった。
「さっき買ったばかりのオモチャがもう壊れたけど・・・」
「安もんはすぐ壊れるのが当たり前なんだよ!」 一喝された。
それでも楽しい露店を巡っている頃、暗くなった通りには明るく照らされ豪華に飾られた山車が花巻囃子と共にやってくる。
元気な神輿も続く・・・・・昔々の話。
今年の花巻祭りは9月9日から三日間 伝統の花巻囃子に豪華な山車、多くの神輿、
初日には 権現舞パレードも
三日間のお祭りには一度は雨が降ると言われているが今年はセーフ。
いつもは閑散とした通りもこの時ばかりは「お祭り広場」でにぎわった。
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