郷も山も紅葉も色あせて冬が近い。数日もしたら山の木々ばかりではない、屋敷回りの紅葉も葉が落ちて箒にちり取りで落ち葉掃きに追われる。
秋の取入れ済んで、我々のような水田単作農家は来年春まで長い冬休みに入る・・という、いい時代もあったが、現代は冬は冬で結構な仕事があるが一段落した安堵感はある。
朝はゆっくり床を離れて庭の紅葉を楽しみながら、撮りためた好きな西部劇を見ながら初雪を待つ。 と行きたいがそうもいかない。
老妻の管理する野菜、花畑のかたずけ仕事が「爺さん」の助太刀を待っている。
腰を痛めるまでは何でも一人でやっていた婆さんだが今はスコップ仕事や物の運搬はできないが意欲だけは元気なころと同じ、それでも去年からは使う畑を制限して面積を狭めたがそれでも自由に使える畑は6~7アール(200坪ぐらい)、その畑に数々の野菜と年中色んな花を咲かせて、花や野菜は近所や知人にもおすそ分け、お仏壇には年中花を供える。
「何から手伝いましょうか?」、待ってましたとばかりに仕事がどっさり。
今年は霜が早く、数日続いたのでほとんどの野菜は早めに枯れあがった。
トマト、ナス、ピーマン、オクラ、長芋の枯れがら、支柱の取り外しと片付け。次にはせっかく手伝ってくれてるから「今年はボタンの植え返しをする」・・・空いてる畑にたい肥をいっぱい入れて、できるだけ深く耕し、古い株を掘り返して植え直す、このボタンの数がなんと50株ほど。これほど・・・と思うが婆さんが好きだからと・・これにはなんと一日がかり。
ほかにも花の終わったコスモスやなんという花かは知らないが片付け仕事、言いつけ通りに働く。「優しくていいお爺さんだ」と自己評価
数日の手伝いで大分片付いた。そろそろ温泉かなと思ったが、あいにく旅行支援とかでどこもいっぱい、混んでる温泉もいまいち。とりあえず婆さんは疲れたろうから家でゆっくり休ませて、自分は晴れの天気を待って、少々低めの鞍掛山にでも登ってこようと思う。
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