小学生の孫二人とおばちゃんの4人で日帰り旅行
新幹線、仙台から仙山線に乗り換えて山寺「立石寺」
晴れた青空に深緑が美しい。多くの観光客が1000段の石段に汗をかいている。
仙山線には思い出がある。
現代では死語にも近い「出稼ぎ」 岩手の中部、石鳥谷を中心とする一帯は古くから酒つくり「杜氏」の技術者が多く、学校を卒業して就農 夏場は家で米を作り、雪で農作業のできない冬の間は現金収入の得られる「出稼ぎ」、秋の取入れが終わるのを待ちかねたように日本各地の酒屋に出かける。
翌春まで約半年、同じ郷里の杜氏仲間と仕事をしながら共同生活を続ける。
仙山線に乗って山形の酒屋に「出稼ぎ」
その年の春、我が家に嫁いだ妻は酒屋に出かける頃には長女を身籠っていた。
結婚、妊娠して、夫のいない初めてのさびしい長い冬、舅、姑との同居、携帯電話どころか普通の電話さえもなかった時代、たまの手紙だけが楽しみだったに違いない。
待ちかねた春、酒屋は「造留」 酒つくりが終わって、待ちかねた帰郷が順次始まる。
ためた給料とお土産をいっぱい買って仙山線に乗り仙台から東北本線で妻の待つ我が家に向かう。
山寺で旬のさくらんぼを買って、再び仙山線で仙台、孫たちは「うみの杜水族館」で歓声をあげている。
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