岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「あまちゃん」10年

2023-03-19 14:15:56 | いなか暮し

   毎年春になると花巻~釜石を、そしてわが里を通り抜ける「SL銀河」、毎年走るのが当然のように思っていたら、この春を最後に運行を終了(~6/11)するという。名残尽きない寂しい春になる・・・・
                写真は昨年春頃撮ったもの、新花巻~小山田間
 NHKの人気、朝ドラ「あまちゃん」が10年ぶりに帰ってくる、大震災の翌々年の放送は全国的な大ヒットとなり毎朝の楽しみだった。
 そのドラマがこの春から再放送される、

 10年前の同じその年の田植えが終わって一安心したころに体調が悪い、過労かなと思いながら2、3日して段々辛くなり市内の病院へ、ここでは対応できないと盛岡の病院に救急車で運ばれた。痛みや苦しさはないから看護婦さんの目を盗んで知人に電話したりしていたが、翌日になって「じつは夕べは危険な状態だった」と聞いてびっくり「交通事故にあったと思って・・あきらめて・・」そして、その日からこれから生涯続けることになる1日4回の血液の測定と注射が始まった。
 その病気に対する知識もなく、かなり落ち込んだまま1ヶ月の入院、退院後にはそれまで引き受けていた2、3の公職を、迷惑を承知ながら辞退しその後、張り切ってやってた農業も大幅に縮小した。
 当然、唯一の楽しみ、好きな晩酌もやめたが体調はほぼ普通だから注射だけはしっかり守りながら、県内の山登りをしたり旅行は好きなだけ歩き回った。
 秋田の阿仁に泊まった宿では「地酒飲み放題」を横目で眺めて悔し涙だった
 医学は進み1日4回の注射は小さな携帯ポンプに代わり、だいぶ楽になったころから好きなお酒を再びたしなむように・・そして元通りになって。
 もっとも併発が予想される病気は認知症ほかの確率が高いだけに怖い、精密検査は2ヶ月に1回は必ず受診する。
 病気を抱えた10年だったが、ほぼ普通に動ける自分の体、支えてくれる家族、成長する孫達や、腰は曲がっても毎日元気に畑に出る元気な老妻、病気を得た10年だが、もしかしたら人生で最も充実した10年だったかもしれない。

 あの年、社会現象にまでなった「あまちゃん」、のんちゃんが「じぇじぇじぇ」と帰ってくる



      放送は4/3 NHK BSP7時15分から
 
 


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