赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼向ヶ丘のラーメン屋

2015年11月08日 | ■教育年金管理人泥炭氏との対話

 

以下、教育年金掲示板より 


こんばんは。まずは終戦直前の米軍による日本人皆殺し作戦ともいうべき<原爆と大空襲>は、あなたの言うような深い意味はないように思われますよ。

単純な欧米人らに根深く宿っていたアジア人蔑視から発せられた、人を人とも思わない蛮行だったのです。太平洋戦争中に行われた蛮行の中でも、問われなければならない最大の戦争責任だと、わたしは思っていますよ。だからといって、いまさら公に米国に対して、この問題で議論しようとか、問い詰めるようなこともアホなことだとも思っていますがね。

70年も経ったのですから。ましてやわたしは戦後生まれ。憎しみもなにも、戦争についての感情的問題はどこを探しても出てきません。もちろん、あなたの言うように日中間の、友好的な民間交流が多々あることは否定しませんし、これらの現象は褒められこそすれけなされるいわれもないと思っていますよ。それはちょうど、たくさんの中国方面からの観光客が、日本製品を「爆買い」して行ってくれるとういう現象に似ています。大歓迎です。

おっしゃるとおり中国の人たちは、わたしが知る限りではいい人ばかりですよ。以前にもお話しましたが。わたしが居住する沿線には、各駅まえに各種ラーメン店があります。

この三年ほどの間に四、五軒の好みの店を見出しました。おいしいから通っている、ただそれだけなのです。かわりばんこに通いつめているのです。それらはラーメン店は、みな中国の人が経営しており調理しております。今日食べにいった向ヶ丘のラーメン店では料理中であれ、客が居ようといまいとおかまいなしに、家族同士で大声で中国語でやりとりしていますよ。活発にね。まるで喧嘩でもしているように。これが、田舎育ちのわたしには、なにか懐かしい感じがして、心が洗われるのです。

マナーがどうしたこうしたと気にしてばかりいる現代の日本人は彼らに比べれば、なにかこまっしゃくれた小人のように感じてしまいますね。

話は変わりますが、さきほどまでTVで浅田真央さんのフィギュアスケートの大会を見ていました。中国で開催されていた国際大会の中継だったのです。真央さんが優勝されました。二位がまた日本の本郷さんという19歳の方。両名の演技に対する観客の反応が、まるで国内大会をみているように盛大でしたよ。それにリンクを囲っているフェンスの広告が、意外でした。日本の企業の広告が圧倒しているようでしたが、カタカナ、ひらがなで企業名、製品名が大きく書かれていたのです。

観客の多くは中国の方々。どうして広告まで、こうまでも日本がのさばっているのかと、悲喜こもごも。まっ、これまた悪いことではありません。素直にめでたいことなのだと思うようにしておりまする。ただね。民間交流の深浅と、外交や政治は、また別問題だという面も、わきまえておく必要がありますね。

歴史を見る目はいろいろあるが、議論するなら、やはりここは、政治学的に見るほかは、ありますまい。脳が温暖化した齢七十二なる泥炭殿よ。

日米戦争のときもそうでした。当時は日本からの移民移住が盛んだったのです。たくさんの日本人が南米ブラジルをはじめハワイやカルフォルニアにも移住していました。日米戦争が勃発して、さて、どっちの味方をすればよいのやらと一番難儀したのは彼らだったのです。カリフォルニアでは収容所に入れられた。ハワイではスパイ扱いされて白い目で見られた。汚名挽回とばかりに二世の息子たちが武勲を立てんと米軍に参加して日本の敗戦時には、通訳その他。大きな役割を果たしたことは知る人ぞ知る物語でしたね。

 

 

2015.11.04 小田急 向ヶ丘遊園駅

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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