@@@@@@ 以下 2018.01.01 記 @@@@@@@
●世に倦む日日・・・解釈で自衛隊を認めていいということ、明文で認めていいということは違いますよね。憲法論として全く違う。長谷部恭男は何を言っているんだろう。明文で自衛隊を認めたら、憲法前文が否定され、平和憲法が平和憲法でなくなる。前文と条文が矛盾する。日本がどういう国家なのか、理念が滅茶苦茶になる。
長谷部恭男を含めて、憲法論として安倍改憲が実現可能と言っている者が多くて驚く。あの9条改定をやったら、憲法の規範性や法典としての一貫性が滅茶苦茶になる。憲法があってなきものになる。法典としての原理性や一貫性を問題にしたから、自民党の憲法草案や石原慎太郎のクーデター論になったのに。
長谷部恭男のこのコメント、憲法学者の発言とは思えないな。「従来の政府解釈を憲法に明文化しようとしたもの」と簡単に言っているが、そんな説明が通るのか。前文はどうなるんだ。9条と前文はセットだから、前文を変えないといけないだろうが。
●かもめ・・・左巻きヒステリと異名をとるヨニウム君の心痛はよく分かるよ、わかるのだがも少し冷静になりたまえ。九条削除論者の拙者の見立てだが現行日本国憲法の九条を改正するには、この先十年はかかると見ている。さらに憲法前文のお花畑風宣言を変えるにはこの先四・五十年ほどかかると思っている。まっ、じっくりと行こうじゃないか。あわてることはなにもない。ヨニウム君のように、そうも、いちいちヒステリになっていたんでは命がいくつあっても物足りない。
●世に倦む日日・・・・憲法の前文に「日本国民は(略)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるでしょう。9条2項の戦力不保持の原則は、この決意から媒介されているのですよ。前文に理想と決意が宣言されている。こんな前文を持つ憲法は他にない。だから平和憲法・・・・前文を変えずに9条を変えて自衛隊の存在を明記するというのは、明らかな論理矛盾で、憲法典として出鱈目なものになる。決意と原則が矛盾する。戦力の保持を明文規定するなら、前文の「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」を削除しないといけない。
●かもめ・・・左巻きヒステリと異名をとるヨニウム君の言うとおりだ。九条をいじるには憲法前文を無碍にしていっそ削除するか、どうにかする以外に論理はつかない。前文こそ最悪の美辞麗句に過ぎないのだからね。武装解除の徹底的容認と占領政策の思想的容認。だがそれは戦後十年ぐらいまでは方便もたっただろうし一般に敗戦国が生き延びていく常道だ。だが、いい加減にしたらどうだね。七十年を経てもまだ気がつかない。その政治的メカケ根性からくる二枚舌と大言壮語の大盤振る舞いによる偽善的プロパガンダを。
日本国憲法 前 文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
そこでこの際申しておくのだが現下の自由民主党安倍内閣もしきりに憲法改正を口にしてはいるのだが、おそらく、なに一つ進展はしないように思われる。この後十年ほどは改正に向けての期待は一切できないように思われる。
ここにもニッポンジンの特性が現出しているように思われてならない。現行憲法が占領軍によって原案が提示され、それをたんに和訳し追認した代物にすぎないようにだ。また黒船さわぎに発する明治維新から始まる近代化がそうであったように日本というお国は劇的な外圧がなければ根本の自己認識には到達し得ないというのが古来からの文化であり、これぞいと優しき風土と国民性だ。
憲法を代えるには、それ相応の劇的事件が必要なのだよ。近隣国の武力によってニッポン人が多数ブチ殺される羽目をみてこちとらもそれ相応の備えが必要だとやっとこすっとこ重い腰をあげるにいたる。良いか悪かは別にしてもそれが古来よりのニッポン人の政治感覚であり特性だった。
おっつけ北のミサイルが領海内にまで届くだろう。またはどこかトーホグの日本海側の地方都市が直撃されるかもしれやせぬ。予想できることは外海で操業中の漁船なりが北から飛んできたミサイルに直撃されて船は沈没し乗組員のおおぜいが死ぬ。このようなことは想定内のことになりつつある。また尖閣諸島におかれては共産兵による八露軍の末裔が恐るべき無敵の便衣兵をともなって上陸作戦を開始してくるやもしれやせぬ。こうしてはじめて国民諸君が重い腰を上げ憲法論議が現実的になるという次第だ。
または突拍子もなく何を言い出すか分からない米国トランプ政権のもと、いい加減にてめぇたちの国はてめぇたちで守れとかの政治学的には正論じみた最後通牒を言いわたされ実際に在日米軍が沖縄をはじめ全国から引き上げてしまう。こうした時点にいたってはじめてわがお人よしで能天気の国民はわが国にも相応の軍備が必要なのだと認識するにいたるのである。九条をして後生大事におしいだいたままでは結局日本は沈没してしまうとの政治的真実が現実のものとなり70数年ぶりにニッポン人の眼前にさらされてくるのである。さあさあさあどうするい。
2018.01.13 産経新聞
●世に倦む日日 ・・・だっからあのね。国家間の紛争は話し合いで解決するというのが、日本の国是で憲法の原則なんだからね。北朝鮮と外交で対話しないといけないですよね。王毅に頼んで大連で外相会談をセットしてもらうとかモンゴル政府に頼んでウランバートルでやってもいいざんしょ。10億円ばっか都合してやるからミサイル発射やめとけよとか、やり方はいろいろとあっぺな。
2017.08.25 産経新聞オンライン
中国爆撃機 紀伊半島沖に飛来
●世に倦む日日・・・だっからあのね。要するに北朝鮮の目的は米国が北朝鮮の体制保証をすることで、それを要求して暴れているわけだから日本が外交で仲介の労をとってやればいい。よしよしオレが口利いてやるからおとなしく我慢してろという感じで米朝が合意できる条件案を日本が斡旋してやればいい。ノーベル平和賞取れっぺな。
●かもめ・・・なにを寝ぼけたことを茨城弁を使って弁じておるのかね。左巻きヒステリと異名をとるヨニウム君は。憲法前文について一言いわせていただくならば、あれはなにやら悪さをした小学生の反省文だね。昨日までのわたしは悪うござんした。全面的に、こころを入れ替えやり直しますと宣言している。だが、文言は前もって教師(占領軍)が下書きし用意してあったものを生徒(敗戦国民)が面従腹背の魂胆を押し隠しつつ大真面目に棒読みしているという図が透けてみえる。
早い話、親を否定しろと言っているようなものだ。親より民主主義を大事にせよだと、そんな道理がどこにある。昨日までの日本の歴史を全面的に否定しろと言っているのだよ。1945年8月15日以前の日本の歴史は忘れろと言っているのだ。この際、日本の歴史を美化しろとまでは言わない。だが一国の独立宣言たるその憲法に極東の島国に世界に冠たる文化の花を咲かせた黄金の国ジパングについて一顧だにしないとはどういうことだ。
自国民と自国の歴史を卑下して喜んでいるような下司な独立宣言と憲法がどこの世界に存在するのか。現行日本国憲法は世界に対して何一つ独立宣言なんぞしていない。すなわち真の意味での憲法とは呼べないのである。こうして占領軍から与えられた隷属憲法に70数年たっても相変わらずのうのうと甘んじているのが日本国民の政治的かつ牧歌的現実ということだ。
以下2017.08.29 毎日新聞オンライン
09:58(毎日新聞)
政府は29日、北朝鮮が同日午前5時58分ごろに同国西岸から弾道ミサイル1発を発射し、北海道・襟裳岬の上空を通過して、午前6時12分ごろに岬の東約1180キロの太平洋上へ落下したと発表した。政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を12道県に配信。日本への被害や落下物はなく、自衛隊のミサイル防衛システム(MD)による破壊措置は実施しなかった。
●世に倦む日日・・・ありゃりゃら。またまた北朝鮮がミサイル発射して北海道の上空を通過だとよ。これじゃまた安倍晋三の支持率が上がってしまうべぇ~や。あ~ん。われら左巻きにとっては本当に迷惑な話だっぺつーの。だっからあのね。安倍晋三と北朝鮮は裏で繋がっているんだっぺな。米朝間の緊張を極限まで高めたいという点では両者の利害は一致しちょる。北朝鮮は緊張を沸騰させて米朝対話に持って行きたいし安倍晋三は緊張を破裂させて米朝戦争に持ち込みたい(日本も参戦する)んだっぺなゃ。最終ゴールは違うが手前のゴールは同じだっぺな。