赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼美しき東アジアの島国ニッポン

2023年02月01日 | ■軍事を知らずに平和を語る資格なし

以下、またぞろ昔の記事で申し訳ない。

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2013.12.02 読売新聞オンライン(yahooニュースより)

 

中国が藪から棒に「防空識別圏」なるものを拡大して、わが日本のそれに重複させてきたことが世を騒がせている。だが、その問題はひとまず置くとして、上のような略図のイラストを一瞥しただけで日本という国が否応なく帯びている地勢または地政というものが一目瞭然によくわかる。

国民はこうした公平にして明瞭な地図をこそ、よくよく目に焼き付けておくべきだろう。従来から日本の領土は狭いと、よく言われるが、こうしてみると意外にそうでもないことがわかってくる。いずれにしても政治的支配下にある空域海域が近隣諸国に比して大きく広がっているように見えるのは列島からさらに大海に向かって点々と伸びて存在している小さな諸島のおかげなのである。

ものの本によれば日本国に含まれる島々の数は大小七千を数えるという。多くは無人島だが今現在でも450を数える島々にまぎれもなき日本国民たる人々が暮らしていると書かれてあった。

 


新星出版社「原色日本島図鑑」

 

そう言えば昔、日本を指して、その思想的特長をして「島国根性」という言葉が流行った。早い話が明治以来、漱石以来の大陸コンプレックスまたは西洋コンプレックスが時に応じて、ぶりかえす。

この劣等意識を、それとなく言い換えて鬱憤晴らしの左翼の活動家のあいだに蔓延する反体制思想を弁明するに、いまや毒にも薬にもなりようもない「戦争責任」「自虐史観」「原発反対」等々の、日本国とその歴史を侮辱してよしとする始末におえない国家否定、文明否定のイデオロギーが生まれてきたらしい。 

「戦争反対」がそうであるように、彼らのスローガンはきわめて原理的であり、それだけに分かりやすいのは確かだが、だからといって国民のすべてから支持してもらえるはずだと踏んでいるところに、彼らの政治意識が、いかに未熟で幼稚なものであるかが逆に示されている。

ようするにイデオロギーとは徒党根性のことであり、この集団心理が個々人にロマンチックな所属の証明を求めてくる反面、言辞主張が違えば厳しく排斥する段に打って出る。おっつけ「戦争反対」を叫ばない人間は軍国主義者に間違いないという断定が始まり、「原発反対」を叫ばない人間は堕落して右傾化した馬鹿でなければなんなのだという人をしてレッテル貼りとセクト宗派の腑分け話にいい年をしたおっさん風情のイデオロギーの半期違い連中が、ここはお家の一大事とばかりに毀誉褒貶相半ばして血相を変え口角泡を飛ばしている。

 

2014.02.01 川崎市

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霜の夜や横丁曲がる迷子鉦・・・・一茶

 

 

 

 

コメント (7)
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