登山用のリュックを背負って隣町まで買い物にでる。5キロ先にある商店街。往復二時間の徒歩はいい運動になる。今年はリンゴが豊作なのだろうか。例年に比べて安い。1個68円という手頃なお値段。5個買ってリュックにおさめた。
予定の買い物が終わる頃、ちょうど昼になった。朝からなにも食べていなかったので、よほどラーメン屋にでも入ろうとおもったが店は混んでいた。
リュックからリンゴをひとつ取り出し、かぶりついた。歩きながらリンゴをかじるのは随分ひさしい感じがした。少し人目が気になったが、うまかった。
途中、書店によって中島義道氏の近著を買う。『不幸論』(PHP新書)。自慢にはならないが、あまり本を読まない質(たち)であることは何度か書いた。昔、都心に勤めていた頃は文庫や新書なら3日に明けず幾冊か買って帰ってきた。
結局、読まずに多くの本がツンドク状態で部屋の片隅に放置され、そのうち書名さえ忘れてしまう。勤めをやめて以来、たくさんの時間は出来たのだし、これからは読みたい本が存分に読めるようになると思っていたのだが、やはりその通りにはいかなかった。
予定の買い物が終わる頃、ちょうど昼になった。朝からなにも食べていなかったので、よほどラーメン屋にでも入ろうとおもったが店は混んでいた。
リュックからリンゴをひとつ取り出し、かぶりついた。歩きながらリンゴをかじるのは随分ひさしい感じがした。少し人目が気になったが、うまかった。
途中、書店によって中島義道氏の近著を買う。『不幸論』(PHP新書)。自慢にはならないが、あまり本を読まない質(たち)であることは何度か書いた。昔、都心に勤めていた頃は文庫や新書なら3日に明けず幾冊か買って帰ってきた。
結局、読まずに多くの本がツンドク状態で部屋の片隅に放置され、そのうち書名さえ忘れてしまう。勤めをやめて以来、たくさんの時間は出来たのだし、これからは読みたい本が存分に読めるようになると思っていたのだが、やはりその通りにはいかなかった。