2011.11.30 横浜市長津田
今朝は名もない小さな公園で、朝日に映える銀杏やプラタナスの紅葉した木々の様が美しく、カメラを構えていたら、見るところわたしに同年配の男性から「どうですか、いい写真が撮れましたか」と声をかけられた。聞けば、この道40年のベテランだった。さっそく、いろいろ教えてくださいと、ベンチに腰掛けて、小一時間。楽しくも、わたしにとっては貴重な、かつ具体的な、写真と撮影の極意について、たくさんのお話をうかがった。Oさん、今日はありがとうございました。
2011.11.25 川崎市
半年ほど前に、路上で拾った少年像
酔いにまかせて、ついつい、大げさなタイトルを付けてしまって、我ながら面食らっているところなり。
さきほどまでは、「日本語の発見」というタイトルで文章を書き付けておこうと思った次第だが、よくよ
く考えてみるに、日本語というよりは、やはり自分にとっては「国語」なのだと得心した次第にて許せ
よカバよ、一億総テレビ豚。
まっ、いずれのバカにも拙者にも、時間はたっぷりと用意されている。
政治がいいのか、経済がいいのか、はたまた日米同盟のおかげかどうかは知らないが、
ようするに根性が、それなりに出来てきたのであろうかい。
一億総芸者根性、または、その奴隷根性たるや、
いまや成熟して国土と精神は平和そのものでは、ないかいな。
えがった、えがった、戦後民主主義。
このぬるま湯状態の合い間に合い間に、能も芸もない、我ながら、てめで作った外題に沿って、
おいおいと書いてみるつもりなりけりや。
絶という字にともなう漢語は、いまや軟弱で軽ければ、軽いほどよいという傾向にある現代では、あまり好まれない意味をなす字となりつつあるようだ。「絶」に付属している漢語はいろいろとある。絶対とか絶好とか絶交とか。中に絶唱という言葉がある。実際、これまたなにやら、胡散臭いが、やはりときには絶唱を、しんみりと耳にしたいと思う今日この頃のワンカップ。
ああ上野駅<井沢八郎>
http://www.youtube.com/watch?v=P4pYEm2Ko2o
紅とんぼ<ちあきなおみ>
http://www.youtube.com/watch?v=cmC-jBzwBKY
2011.11.16
近所の八百屋で蜂屋柿を買って帰った。はちやは渋柿だ。店長が言うに、渋は抜いてある。甘くてうまい。おおぶりの柿の実だ。頭がとんがっている。調べたところ原産地は岐阜県蜂屋市とのことで、その名がついた。
はちや柿については、思い出すことがある。拙者の幼年時代の盟友、先輩、なにもかも教えてくれた一つ年上の、栄ちゃんのことである。学校帰りのある日、柿泥棒に誘われた。犬が追いかけてきたことを記憶している。盗んできた実は、それはそれは大きな柿だった。
それを、栄ちゃんは、帰りしなの、山すその道の脇に手ごろな穴を掘って、穴の中を藁で敷きつめ、盗んできた「はちや」を、穴の中に、そおぉっと、収めた。木の枝と木の葉でふたをし、上から土をかぶせた。
その道は僕らの毎日の通学路。毎朝、そこを通るたび、栄ちゃんに聞いてみた。もっ、ええんでないのかい。うまいぐあいに、甘くなっているんでないのかいと。
だが栄ちゃんは、何日経っても、まだだまだだと言うばかり。