上は、昨日(1月30日付)の毎日新聞「くらしナビ」欄にあった記事を切り抜いておき、ノートに貼り付けておいた紙片を、さらにデジカメで接写したものである。以前から、新聞など滅多に読まないと法螺をふいていたが、実際は、そうでもないのであって、投稿欄やら家庭欄、文化欄、週一回の新刊書評、また朝日新聞で言えば「天声人語」のようなちょっとしたコラム、さらに最近は短歌俳句欄を好んで読んでいる。それに昔は軽視するばかりだったが、「人生相談」も回答者によっては、なかなか面白い記事に成り立つものであることを発見した。わたしが毛嫌いしているのは細切れ状態の単発的な「報道」各種である。政治経済欄は言うに及ばず、いわゆる三面記事と言われる社会面、社説ですらそうだが、どこの馬の骨が書いているのか、一様に元来持病の流行病に正義病を併発させている重症患者の手によるものらしく、何一つ確信めいたもののない浅はかな主張ばかりだ。
歌詠みの姉妹(あねいもうと)のほむらなす語らひ尽きじ時よとまれよ・・・樋口美世
歌詠みの姉妹(あねいもうと)のほむらなす語らひ尽きじ時よとまれよ・・・樋口美世