赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼なんとロシア共産党は健在だった

2022年05月30日 | ■静かなる解党のすゝめ

皮肉なニュースが飛び込んできた。喜んで良いのか、はてさて笑ってよいのか・・・以下のごとし

ロシア大統領に作戦中止要求 極東議員、議会で声明文

2022年5月27日 21時25分 (共同通信)・・・ロシア極東の沿海地方議会で27日、共産党所属の議員がウクライナでの軍事作戦の即時中止と軍の撤退を求めるプーチン大統領宛ての声明文を読み上げ、議場から退場させられた。ロシア紙RBK電子版などが報じた。ロシアでは軍を侮辱したり「虚偽情報」を広めたりする行為は刑事罰の対象。ウクライナ侵攻に公然と反対の声が上がるのは極めて異例。ロシア極東の沿海地方議会で27日、共産党所属の議員がウクライナでの軍事作戦の即時中止と軍の撤退を求めるプーチン大統領宛ての声明文を読み上げ、議場から退場させられた。ロシア紙RBK電子版などが報じた。ロシアでは軍を侮辱したり「虚偽情報」を広めたりする行為は刑事罰の対象。ウクライナ侵攻に公然と反対の声が上がるのは極めて異例。


いずれにしても、このままプーチンのプーチンによるプーチンのためのウクライナ戦争が続くのであればロシアは亡国する一方であることは誰の目にも明らかだ。近い将来、ロシアは瓦解して、いくつかの小国に分裂する憂き目にあう・・・さても、ロシア共産党の地方議員が、それこそ命がけでプーチンの軍事侵攻を批判したことは称賛に値するが、この場合全党をあげての党議ではなく個人的行動であったようで、いずれにしても共産党というなら、ロシア革命(1917年)以来のソビエト連邦社会主義共和国なる大ロシア幻想を夢見ていることは間違いないだろう。小汚いプーチン政権の補完勢力であることに変わりない。さすればやはりロシアの共産党さんには悪いが、現行ロシアはこのまま衰亡し、結果いくつかの地域国家に分裂してほしいと私の場合は、心よりそう願っている。暴力団も暴力国家も解体させるしか、とりあえずの世界平和はやってきようもないのだから。もちろん同じことはチャイナにも言わねばなるまいが・・・

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▼戦争で良いことは滅多にないが・・・

2022年05月15日 | ■ウクライナに栄光あれ

まれに良いことがあるとすれば建国と亡国の思想が明確に二分されることである。この度のウクライナ戦争においてもその推移がよく分かる。自主独立の自由と民主主義を謳歌する新しい国家を目指して建国の意思に燃えているのはウクライナであり一方ロシアといえば何一つ希望もなく大義もないまま亡国への道をたどりつつある。旧ソ連時代に作られた大ロシアの幻想にしがみつき、出来過ぎた大きな尻尾をふりまわして威張っている。

そこで断言するのだが、こたびのウクライナ戦争においては間違いなくロシアは負ける。それも、ただの負けではない。決定的な亡国の憂き目にあうだろう。その種の敗北だ。1991年、旧ソ連が解体されたが、その時の残りカス(飛び地)が、隣国のあちこちに残存している。そのカスにすがってロシアは大手をふってのさばってきた。ウクライナ国民の反撃によって早晩、これらが解体する。

そしてロシアは亡国する。以後、国家として成り立つのか、いっそモスクワは無政府主義者とテロリストの牙城となって滅茶苦茶にならない保証はない。戦争が泥沼化すればするだけロシア自身もまた泥沼と化す。そしてそれはすでに始まっている。報道によればすでに400万人ちかくのロシア国民が自国の将来に失望し出国したと聞く。いずれにせよ、どのように立ち直れるのかをロシア国民はいまから考えておくべきだ。

一方、ウクライナは確固たる新しい国家として建国されるに違いない。そのためには何度も云うが、クリミアの奪還は云うにおよばず、露兵を一兵残らず、ウクライナ国土からたたき出す。それが当戦争における世界史的な最終的極意なのである。


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