赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

▼今日の富士山

2008年12月15日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法
最近は、記事も書いていないが、写真もあまり撮っていないのである。それを言うなら、わたしの唯一の自慢であった散歩も、以前に比べれば、その距離といい時間といい、だいぶ少なくなっている。いくつかの原因は考えられるが、その一つにこの数年間、愛用してきたカメラ(デジタル)の不調不具合ということがある。早い話が、故障しているのである。新製品に買い替えたいのは山々なのだが相変わらず懐具合が寒々しいもので、さきだつものがない。当分は、このカメラを、だましだまし使っていくより他に方法も見つからない。今日は、そんなことを思いながら、近所の高台に登って西の方にレンズを向けてみた。
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▼個人情報公開

2008年12月04日 | ■学校的なあまりに学校的な弁証法
生きている限り、傷つくものさ。誰しも政治的関係から、逃れられない。傷をつけたり傷をつけられたり、それが世間というものさ。面倒をかけたり面倒をかけられたり、それが嫌なら、部屋から出なければよい。そのうち、衰弱して息絶える。

それが、君の、何も言わなければよかった、という感傷だ。それは、最初から生きていなければよかったに同義だ。わたしが生きているのは、わたしのせいではない。よくは、知らないが、多くは、自然の力とでも言うべきものだろう。わたしが感じるのは、わたしではないのかも知れない。わたしが、これぞ、自分だと言えるのは、こうして文章を書いているときのみだ。わたしが書いた文章は、たしかに、わたしだと確信している。君のように言葉に、傷つくことばかり心配している軟弱な青少年のくるくるパーには、文章というものは難儀なものよ。自分の存在が「社会的」であると自負する限り、傷つかずにはおられない。

さて、とある職場に勤め始めてちょうど一年がたった。先日、健康診断を挙行するというので、本社の会議室に出かけていった。身長、体重、視力、胸部レントゲン、血液、それに尿などを提出した。それらに含有されている異分子の数値から有資格医師による判断可能な懸案事項、および、その他詳しい健康状態は、おってお知らせするというので、楽しみに待っていた。何度も言うが、わたしは還暦を迎える。当年とって60歳である。なにか怪しい不健康が顕にされるのではないかと、戦々恐々たる思いで、その通知封書を、待っていたのである。健康診断から、一月がたった先日、封筒に入ったまぎれない「私」の詳しい健康状態の個人情報が記入された封書が上司から手渡されたところである。総評の欄に「異常なし」とあって安心したのだが。項目別の数値がいったいぜんたい、私のなにを意味するのかは、知るよしもない。そこで、この際、ネットに暗躍する数値好きのアンポンタンたる舎弟連中に、これれらの数値、すなわち私の個人情報を公開し、ああでもない、こうでもないというニセ医者もどきの、くるくるぱーの言動を、誘ってみたいと思った次第である。われこそはニセ医者もどきだと、自負する現代バカの真骨頂たる舎弟連中は下の数値一覧を読んで、なんなりと所見を述べよ。


年齢 60歳
性別 男
身長 167cm
体重 70.4
BMI 25.2
体重率 14.7
腹囲 88
視力条件 裸眼
視力右 1.5
視力左 1.5
血圧 126/78
尿比重 1.016
尿pH 6.0
尿糖 (-)
尿タンパク(-)
尿潜血 (-)
白血球数 8.6
赤血球数 447
ヘモグロビン 14.7
ヘマトクリット 42
MCV 94
MC 32.9
MCHC 35
血小板数 36.8
アルビミン 4.6
尿素窒素 13.4
クレアニチン 0.9
尿酸 5.7
アミラーゼ 66
総コレステロール 225
中性脂肪 121
HDLC 49
LDLC 148
HbA1 4.9

胸部レントゲン 異常なし
尿ビリルビン(-)
尿ケトン体(-)
尿ウロビリノーゲン(-)
5.0抗TP抗体(梅毒)1.02
血糖値(食後二時間)90

以上である。
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