赤いハンカチ

夏草やつわものどもが夢のあと

「天井桟敷の人々」 マルセル・カルネ

2003年10月25日 | ■芸能的なあまりに芸能的な弁証法
本日はふみの会例会。昼過ぎから家を出て、例のよって渋谷から四谷まで歩く。みんなと別れたのが19時半。新橋を目指してまた歩き出す。新橋着21時半。少し駅周辺をぶらぶらする。帰宅したのが23時。深夜、TVで『天井桟敷(さじき)の人々』が放映されていた。思えば、この映画を最初に見たのが、高校生のときだった。我が家にTVが入ってきて数日ほどたったある深夜、退屈しのぎに一人でTVを観ていたら、この作品が放映されていた。どういう作品かも知らなかったが忘れられない印象を得た。東京に出てきて間もない頃、当時京橋にあったフィルムセンターでフランス映画特集と題された連続上映会があり、それがスクリーンで同作品を観た最初だった。以来TVでは何度となく放映されているが、いつ観ても自分が高校生のときに感じていた、なんともいえない胸騒ぎのようなものが匂ってくるのである。
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野良君と万歩計

2003年10月21日 | ■日常的なあまりに日常的な弁証法
健康な野良君は、一日どれぐらい歩くのだろうか。背中に万歩計をくくりつけて「検証」してみたいと思った。わが町内の野良君に、隣町で出くわして面食らうようなこともなかったし、意味もなくふらふらと遠出している場合や、わたしのように健康のためと称して散歩に興じている場合もあまりみたことがない。私は一日1万歩が目標なのだが目標を達成できるのは、三日に一度だ。1万歩を越えたときは、夜もいい気分で眠りにつける。そこにいくと野良君などは、馬鹿にするわけではないがせいぜい3000歩ぐらいではないのだろうか。もちろん野良君各自にもよるとは思う。いずれにしても、野良君各自に対してわたしが勝手に理念や目標を押し付けたり、数字上の無理を言ってもしかたのないことだとは思うのだが。ちなみに今日も一万歩を超えることはできなかった。私も、野良君のことを心配しているヒマはない。
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