最近の車は精密機械のようです。家電なども同様、以前は調子悪い時、引っ叩けば直る...と。私や、私より年長の世代ではそんな感覚かと...。エコカー減税の恩恵を受け、3年前にやってきたノア君ですが、すでに走行距離11万㌔を越え、あちらこちらに不具合が出て参りました。エンジン無傷という診断ですが、電気系統がちょこちょこと....。さて今から20数年前、湾岸戦争がありました。ちょうど大学生で、マーケティング管理論なるゼミに所属しており、そこで戦闘経済学の法則なる言葉を聞いたこと、思い出しました...。曰く、戦闘に投入出来る兵力量(兵隊・兵器など)は、その兵器体系の精緻(せいち・精密な事)さの二乗に反比例する...。要するに、兵器が精密になればなるほど故障が多く、稼働率が下がる...。砂漠の嵐作戦に投入された最新兵器は、その砂嵐の環境下において、砂が入るなどの原因で故障が相次ぎ...。突然何だと思われるかもしれませんが...。精密機械はその存在自体、人間の生活を快適にしますが、過剰適合すると、故障時に為すすべがない...。という教訓を改めて得たのであります...。ノア君ですが、最終診断は空燃比センサの異常...。3年で11万㌔走るという前提で設定されていないので、ある種の消耗品なのだそうで...。すでに仕事に欠かせない相棒...。20万㌔までは頑張ってもらわねば...。