銚子・角巳之・三代目

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パラダイム・シフト(翠点:すいてん)

2008年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3236 1970年代と現在の類似点....。米国の国際収支悪化、新興国の勃興(1970年代、日本・西ドイツ、2008年B(ブラジル)R(ロシア)I(インド)C(中国)S,大国の穀物市場への参入1970年代・ソ連、2008年・中国、その他、世界的な食糧自給が逼迫したり、ニューヨーク市場の株価が調整局面に入ったり、環境問題が社会問題化したり....。ピタリと一致している。1970年代、世界は公害問題に悩まされ、ローマクラブが“成長の限界”を唱える。現在はワールド・ウォッチ研究所などが環境問題を提起したり、不都合な真実(原題直訳は“不便利な”真実)が注目されたり....。すべからく、諸問題の根源は同じところにあり、目に見える現象はその根っこから派生する点に過ぎない....。現代の状況を鑑みるに、それでは1970年代の状況に対して、世界は日本は、はたまた、自らが現在住んでいる“地域”は如何に対応してきたか?それを紐解く事で、解決のヒントがみえてくるのかもしれません。1970年代、経済優先で公害問題が多発し、沈黙の春、複合汚染などという鋭い問題提起を行った書籍が著されますが、当時は殆ど黙殺....。(現在は両著とも環境問題の先駆的書としてバイブル扱いされておりますが)ただしそれらを読んで行動を起こした方々がいるから故に、現在の環境問題への関心が高まっているともいえます。現在の60歳前後の方々です....。いまだにチャレンジ精神を忘れないタフな世代....。いろいろな問題が“複合的に”発生する....。翠点(すいてん)という言葉があるようです。紀州の天才・南方熊楠(みなかたくまぐす)が、使った用語です。人の集まってくるところ...の意味で用いられる事もあるようですが、何かの因果は無秩序に起こるのではなく、ある一点に向かって集まってくることがある....。そういう意味を含んでいるようです。現在我々の目の前で起こっている諸問題、それらは各々バラバラのように見えて、見えない何らかの力である一点に集まっているように思います....。本日は意味不明だったでしょうか? パラダイム・シフトはこの辺に致しますが、翠点(すいてん)に関しましてはまた改めて掲載致します。