世界七不思議の中で唯一現存するのがギザの三大ピラミッドでした。日本三景や三大珍味など日本や世界を冠した三が付く組み合わせが数多く存在します。今回は、国を三つ束ねたバルト三国の中からリトアニアの首都のビリュヌスを紹介します。このビリュヌスも2回目の紹介ですが、写真を増やして視点を変えてみたいと思います。
リトアニアは、バルト三国の中で最南端に位置して、九州と中国地方を合わせたくらいの広さの国です。かつてリトアニア大公国と呼ばれていた14世紀頃には現在の10倍以上の領土を持っていました。首都のヴィリニュスは、南東部に位置しますが、大公国の頃の領土の中では北西部に位置していました。世界遺産は、鉄道駅の北側に広がる2km四方ほど欧州内でも最大級の旧市街で、トロリーバスもありますが、歩いて回れる程度です。
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この旧市街の中には、教会がうじゃうじゃと言っていいほどあります。うじゃうじゃ、では語感が悪いですが、美しい教会が、街角を曲がるたびに現れ、どの教会も見ごたえがあります。フランシスコ教会、聖ヨハネ教会、大聖堂、聖霊教会、生神女就寝大聖堂、聖三位一体教会、聖カジミエル教会、聖アンナ教会、ベルナルティン教会、ペテロ・パウロ教会と旧市街と歩き回って訪れた教会です。初日2時間2日目3時間と正味5時間程度ですが、記録していない教会もあるかもしれません。旧市庁舎や夜明けの門、ゲディミナス城なども寄っているので、ちょっと歩けば、町の各ブロックにはもれなく教会が付いて来ます、といった状況でしょうか。
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大聖堂は、旧市街の北のはずれ、ネリス川に近い位置にあり、13世紀に建てられた聖堂はギリシャ神殿風です。ちょうど夕べのミサの時間でパイプオルガンの音色も聞くことができました。
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ペトロ・パウロ教会は、大師堂からネリス川沿いに北東に1kmちょっと行った川沿いに建つ教会です。旧市街から離れていて、寄り道が遠くなりますが、この教会の内部装飾は苦労して訪れる値打ちがあります。内部が一面の真っ白の漆喰彫刻で飾られています。この城に合わせてパイプオルガンも真っ白です。
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聖アンナ教会とベルナンディン教会は隣同士に建っていて色合いも似ています。大聖堂の東南300mほど、旧市街の東端のようなところです。聖アンナ教会は小ぶりですが、ナポレオンがフランスに持って帰りたいと言ったという逸話が残されている美しい教会です。15世紀に建てられたゴシック様式ですが、ゴシックの威圧感は無く繊細さを感じる建物です。
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夜明けの門は、かつての城門の一つで、9つあった城門の中で唯一残されているものです。門の上部には小さなチャペルがあり、ちょうど礼拝の最中でした。一方、ゲディミナス城は、ヴィリニュス城の一部で、15世紀に丘の上に作られた要塞跡です。現在はゲデミナス塔が、台地の西の端、市街地を見下ろす所に建っています。ここからは、真下に大聖堂があり、数多くの協会の尖塔が建ち並ぶ市街地が一望です。
ナポレオンが持って帰りたいといった聖アンナ教会ですが、エジプトのアブシンベル宮殿の移設に比べれば、移動する意思の量は少ないかもしれません。ただ、移動距離は1,000kmを越えるので海上輸送でしょうか。分解前に、管理番号を付けて、再組み立てを行う手法はアブシンベルと同じものが使えたかもしれません。このように、事前に再現に備えて準備ができる場合はいいのですが、地震などで崩れた文化財の修復は大変です。第二次大戦で破壊されたワルシャワ旧市街は、残っていた図面や記憶を基に建物の傷まで再現されたそうです。一方、熊本地震で崩れた石垣の修復では、コンピュータを使った補助システムが、修復に役立っています。崩れた石を写真に撮り、残されていた石垣の写真と照らし合わせて、どの位置に使われていた石であるかを知らせてくれるそうです。
リトアニアは、バルト三国の中で最南端に位置して、九州と中国地方を合わせたくらいの広さの国です。かつてリトアニア大公国と呼ばれていた14世紀頃には現在の10倍以上の領土を持っていました。首都のヴィリニュスは、南東部に位置しますが、大公国の頃の領土の中では北西部に位置していました。世界遺産は、鉄道駅の北側に広がる2km四方ほど欧州内でも最大級の旧市街で、トロリーバスもありますが、歩いて回れる程度です。
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この旧市街の中には、教会がうじゃうじゃと言っていいほどあります。うじゃうじゃ、では語感が悪いですが、美しい教会が、街角を曲がるたびに現れ、どの教会も見ごたえがあります。フランシスコ教会、聖ヨハネ教会、大聖堂、聖霊教会、生神女就寝大聖堂、聖三位一体教会、聖カジミエル教会、聖アンナ教会、ベルナルティン教会、ペテロ・パウロ教会と旧市街と歩き回って訪れた教会です。初日2時間2日目3時間と正味5時間程度ですが、記録していない教会もあるかもしれません。旧市庁舎や夜明けの門、ゲディミナス城なども寄っているので、ちょっと歩けば、町の各ブロックにはもれなく教会が付いて来ます、といった状況でしょうか。
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大聖堂は、旧市街の北のはずれ、ネリス川に近い位置にあり、13世紀に建てられた聖堂はギリシャ神殿風です。ちょうど夕べのミサの時間でパイプオルガンの音色も聞くことができました。
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ペトロ・パウロ教会は、大師堂からネリス川沿いに北東に1kmちょっと行った川沿いに建つ教会です。旧市街から離れていて、寄り道が遠くなりますが、この教会の内部装飾は苦労して訪れる値打ちがあります。内部が一面の真っ白の漆喰彫刻で飾られています。この城に合わせてパイプオルガンも真っ白です。
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聖アンナ教会とベルナンディン教会は隣同士に建っていて色合いも似ています。大聖堂の東南300mほど、旧市街の東端のようなところです。聖アンナ教会は小ぶりですが、ナポレオンがフランスに持って帰りたいと言ったという逸話が残されている美しい教会です。15世紀に建てられたゴシック様式ですが、ゴシックの威圧感は無く繊細さを感じる建物です。
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夜明けの門は、かつての城門の一つで、9つあった城門の中で唯一残されているものです。門の上部には小さなチャペルがあり、ちょうど礼拝の最中でした。一方、ゲディミナス城は、ヴィリニュス城の一部で、15世紀に丘の上に作られた要塞跡です。現在はゲデミナス塔が、台地の西の端、市街地を見下ろす所に建っています。ここからは、真下に大聖堂があり、数多くの協会の尖塔が建ち並ぶ市街地が一望です。
ナポレオンが持って帰りたいといった聖アンナ教会ですが、エジプトのアブシンベル宮殿の移設に比べれば、移動する意思の量は少ないかもしれません。ただ、移動距離は1,000kmを越えるので海上輸送でしょうか。分解前に、管理番号を付けて、再組み立てを行う手法はアブシンベルと同じものが使えたかもしれません。このように、事前に再現に備えて準備ができる場合はいいのですが、地震などで崩れた文化財の修復は大変です。第二次大戦で破壊されたワルシャワ旧市街は、残っていた図面や記憶を基に建物の傷まで再現されたそうです。一方、熊本地震で崩れた石垣の修復では、コンピュータを使った補助システムが、修復に役立っています。崩れた石を写真に撮り、残されていた石垣の写真と照らし合わせて、どの位置に使われていた石であるかを知らせてくれるそうです。