奈良県の寺内町の一つの御所(ごせ)は、同じ奈良県の寺内町である今井町に勝るとも劣らない町並みが残っていました。ところが、その今井町のある橿原市に八木町という、こちらもとてつもないボリュームで古い町並みが残る町があります。今井町とは、近鉄橿原線の八木西口を挟んで東西に対象市にあります。今回は、近鉄線の八木西口駅の東に広がる町並みを紹介します。
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八木町は、近鉄大阪線の大和八木駅の東南に広がる町並みです。大和八木駅は、大阪から東に延びてきた大阪線と、奈良線の大和西大寺駅から南に延びてきた橿原線が立体交差をしている駅で、名古屋や伊勢に行く特急の一部も停車するメジャーな駅です。全国的に有名な今井町は、ここから南南西に600mほどですが、八木町は南東に300mほど、橿原線を挟んで反対側になります。町並みの中心は、東西に延びる伊勢街道(横大路)と南北に延びる中街道(下ッ道)が交わる札の辻あたりを中心に南北に広がっています。
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札の辻の北東角には、かつての旅籠だった東の平田家が札ノ辻交流館として開放されています。一方、北西角には、同じく旅籠であった西の平田家が現役の住居として使われています。家の前の赤いポストがアクセントになって絵になる風景です。
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白壁や格子の平入の多い町家は、この札の辻から下ッ道を南にJRの桜井線の踏切近くまで続いています。他の町並みで見るように、新しい家並に割り込むようにポツリポツリではなく、べた~っと古民家が続いて壮観です。
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この南北の道路に面した古民家だけでなく、東西の脇道もなかなか捨てがたい風情があります。特に白壁に挟まれた、狭い道を、生徒たちが学校に急ぐ風景はなかなかです。
白壁は漆喰で固められた壁で、普通の土塀より耐候性に富むものです。原料の大部分は石灰で、補強のために藁などの植物繊維が混ぜ込まれます。漆喰は白い壁の象徴のように思えますが、ベンガラを混ぜた赤い壁や、煤を練り込んだ黒漆喰などがあります。一方、教会の壁面などを飾るフレスコ画は未乾燥の漆喰壁に顔料で描いたもので、漆喰壁は白とは限らないわけです。このフレスコ画の画質を表現できる特殊用紙があるそうです。パソコンでおなじみのインクジェット・プリンタを使ってフレスコ画の風合いを出せるそうです。中性紙に半硬化の漆喰を載せた構造で、世界で唯一、日本のメーカーで作られています。
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八木町は、近鉄大阪線の大和八木駅の東南に広がる町並みです。大和八木駅は、大阪から東に延びてきた大阪線と、奈良線の大和西大寺駅から南に延びてきた橿原線が立体交差をしている駅で、名古屋や伊勢に行く特急の一部も停車するメジャーな駅です。全国的に有名な今井町は、ここから南南西に600mほどですが、八木町は南東に300mほど、橿原線を挟んで反対側になります。町並みの中心は、東西に延びる伊勢街道(横大路)と南北に延びる中街道(下ッ道)が交わる札の辻あたりを中心に南北に広がっています。
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札の辻の北東角には、かつての旅籠だった東の平田家が札ノ辻交流館として開放されています。一方、北西角には、同じく旅籠であった西の平田家が現役の住居として使われています。家の前の赤いポストがアクセントになって絵になる風景です。
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白壁や格子の平入の多い町家は、この札の辻から下ッ道を南にJRの桜井線の踏切近くまで続いています。他の町並みで見るように、新しい家並に割り込むようにポツリポツリではなく、べた~っと古民家が続いて壮観です。
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この南北の道路に面した古民家だけでなく、東西の脇道もなかなか捨てがたい風情があります。特に白壁に挟まれた、狭い道を、生徒たちが学校に急ぐ風景はなかなかです。
白壁は漆喰で固められた壁で、普通の土塀より耐候性に富むものです。原料の大部分は石灰で、補強のために藁などの植物繊維が混ぜ込まれます。漆喰は白い壁の象徴のように思えますが、ベンガラを混ぜた赤い壁や、煤を練り込んだ黒漆喰などがあります。一方、教会の壁面などを飾るフレスコ画は未乾燥の漆喰壁に顔料で描いたもので、漆喰壁は白とは限らないわけです。このフレスコ画の画質を表現できる特殊用紙があるそうです。パソコンでおなじみのインクジェット・プリンタを使ってフレスコ画の風合いを出せるそうです。中性紙に半硬化の漆喰を載せた構造で、世界で唯一、日本のメーカーで作られています。