シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

塩原温泉:「天皇の間記念公園」と「湯っ歩の里」

2022-12-05 | お出かけ

栃木県那須塩原市「塩原温泉郷」観光より、11月26日(土)の「天皇の間記念公園」と「湯っ歩の里」をとりあげる。

◆天皇の間記念公園
塩原にはかつて皇室の別荘として「塩原御用邸」がおかれていた(明治37年~)。
天皇の間記念公園は、明治、大正、昭和の三代にわたり、大正天皇、昭和天皇をはじめ高松宮殿下、三笠宮殿下など多くの皇族の方々が避暑地として訪れ、利用された「塩原御用邸」の「天皇の間(御座所)」を、1981年(昭和56年)に現在の場所に原型のまま移築し保存・公開している。

天皇の間(御座所)は、木造平屋建て、面積は約250平方メートル。東側には林があり、その先は箒川。
公園入口の様子。入って左側に受付。入園料200円/人。


天皇の間は、栃木県有形文化財の指定を受けている。園内の手入れの行き届いた日本庭園は、植物の名札付きで親切。


元々が部屋(御座所)なので玄関のような造りは無く、後付けの階段で板縁に上がる(画の左側)。長手の縁側は南向き。


平面配置は和室の田の字形で、周囲を入側(いりがわ:座敷と縁側の間の通路)で囲み、その外側3方向に板縁(縁側)を巡らせている。内部は長畳敷き、天井は高く、照明器具は洋風のモノ。


こちらは、手前が執務された御座所で奥は御寝所。往時を偲ばせる和洋折衷の調度品は優雅で洗練された印象を受ける。御寝所の四方の柱には、蚊帳を吊るための金具が付けられていた。


旧塩原御用邸の全体模型が置かれていた。手前の屋根付きの棟が移築された「天皇の間」で、左側に車寄せや玄関~謁見の間~娯楽室といった室名あり。


入側から板縁越しの庭チラ見。建具が美しい。


当公園のことは、事前に観光スポットを調べた時に確認したが、那須や葉山は聞いたことがあるけど、天皇や皇族の別荘である御用邸が塩原にあったことを知らなかった。
ということは他にもあるのだろうと思い調べてみると(といってもWikiだけど)、横浜・神戸・熱海・伊香保・沼津・日光・鎌倉・静岡・小田原にもあったようだ。他用途で一部残されているのもあるようで、機会があれば訪れたいものだ。

◆湯っ歩の里(ゆっぽのさと)
温泉街中心部の撤退した旅館の跡地に建てられた、全長60mの“日本の最大級の足湯”という。2006年(平成18年)に開業した比較的新しい施設だ。
駐車場に車をとめる。敷地は箒川に向かって雛壇状に低くなっており。印象的な木組みの建物が施設の入口だった。(以下、スマホで撮影)


正面向かって左側が入口で、右側が出口。フロアーは、エントランスホールと履物入れ。内部の階段を降りると、受付(200円/人)やロッカールームがある。


受付の先は、楕円形の鏡池を囲んで左右に各30m、全長60mの足湯の回廊が広がる。足湯は底に足つぼを刺激する石を配してあり、手すりもあるので歩行浴も可能。我々は日当たりの良い所に座って温浴&日光浴!と考えたが、お湯の湧き出る位置が近くて、熱かったため移動することに。


足湯回廊も木が多用され美しい建物だ。回廊の内側・外側は全てサッシで外部空間との一体感がある。木造だけど、筋交いを設けなくてもよい構造になっているようだ。(↓右側のお客様が足を上げてしまい・・・)


なお、足湯回廊に囲まれた屋外部分は「鏡池」といい、お湯を張って水鏡に映った山々や空を楽しめるようだが、この時は張られてなかった。
ステキな建築デザインは、公式Webサイトを参照。
https://yupponosato.com/

足湯に入ったのが午後1時半から。着く前までは、夕方には温泉に入るのだから足湯に入らなくとも・・・・という会話もしたが、対岸の道路から施設・建物が見えてからは、中はどうなっているのだろう?とひきつけられた。
足湯はもちろん良いし、一見の価値もある施設だと思う。

◇天皇の間記念公園に近い箒川。釣り人はフライマンかな。

 

コメント (8)
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「塩原温泉郷」に行ってきた! 概要・行程など

2022-12-02 | お出かけ

塞ぎ込むような日々が長~く続いていたため、旅行・温泉に行きたいと考えた。
気分転換というか、現実逃避なのか、いずれにしても心身の健康をアップさせようと。あと私の誕生月が11月ということもあるし、単に“行きたい”ってこともあるけど。
余裕はないので、一泊二日、関東近県で温泉、廉価なところ・・・を旅行サイトで探しながら、妻に相談する。
そして、決めたのが栃木県「塩原温泉郷」の端っこの小さいホテル。11月26日(土)~27日(日)で一泊2食付。
費用は、旅行サイトの割引に、全国旅行支援割引もあって66%OFF。一人6,000円!
割引率はさておき、温泉に2食付きで6,000円なら行くしかないでしょ!と思ったわけだ。(あとクーポン1,000円が付くので、実質5,000円)

塩原温泉郷に滞在するのは初めてのこと。子供が小さい頃までは、キャンプやスキーで温泉地の道路を通っているけど、箒川(ほうきがわ)がキレイだったことくらいしか記憶にない。
そもそも塩原温泉は、一般的にそれほどメジャーではないだろう。同じ栃木県には、鬼怒川温泉や那須温泉、日光温泉などがあるし。

塩原温泉郷は、栃木県北部の広大な那須野が原から、北西の方角に連なる山中に分け入った箒川の渓谷沿いに連なる11地区の温泉地の総称。温泉の発見は西暦806年といわれており、1200年以上の歴史を刻みながら、訪れる人々の心と体を癒してきた。(塩原温泉の観光Webサイトより)

せっかく行くのであればと、観光スポットを調べた。渓谷沿いなので滝や吊橋が多い。渓谷は好物なので何よりだ。週間天気予報では土日とも晴れだった。しかし、近づくにつれ土曜日は曇りに雨マークに。雨天時の立ち寄り先もチェックすることに。

11月26日(土);曇天の下、8:30に出発。東北道の大谷PAでトイレ休憩。このPAには、セブンの自販機店舗があった。この後、強めの雨になるが、西那須野塩原ICで降りる頃には止んでいた。
10:40に道の駅「湯の香しおばら(アグリパル塩原)」に立ち寄る。宿の部屋飲み用に地酒を探そうと思ったが、直売所は野菜を求める方で大混雑。レジには長い行列ができていた。地元の客商売の方々だろうか。早々に移動することにした。

→ 曇天だけど、塩原温泉郷の最初の観光スポット「もみじ谷大吊橋」へ。
→ 塩原御用邸の一部を移設した「天皇の間記念公園」見学。日が差してきた。
→ ローカルフードの「とて焼」はおさえておこうと、食事系のとて焼きを蕎麦屋でいただく。
→ 全長60mの“日本最大級の足湯”がある「湯っ歩の里」で足を癒す。

この後、個人的には「木の葉化石園」に行きたかったが、早めにホテルへ行きたいとの妻の意向を尊重しホテルに向かうことに。
→ 14:30頃にホテル着。部屋の準備はできているとのことで手足を伸ばす。
その後、温泉(1回目)(内湯・露天)~休憩~18:00夕食・グラスワイン3杯~小休憩~温泉(2回目)~就寝。
結局、地酒は買い忘れたが、ホテル内に自販機ビールがあるので、飲みたくなったらそれでいいかと。でも、それも要らなかった。

11月27日(日);起床~温泉(3回目)~朝食。清算し、9:30過ぎに出発。
この日は朝から晴れていたので、主に吊橋や滝などの野外観光。
→ 「紅の吊橋」→「妙雲寺」→「七ツ岩吊橋」→「野立岩」→「布滝、風挙の滝、竜化の滝、抛雪の滝」→「回顧の吊橋、回顧の滝
→ 13:00頃、道の駅内「農村レストラン 関の里」でランチ。
→ 東北道の羽生PAで一番売れているという「お好み鯛焼き」を夕食のサイドメニューとして買って帰る。
→ 17:00前に帰宅。~片付けなど。

なお、宿泊先はペットと泊まれるホテルで、レストランにも連れていける。皆さんワンちゃん連れだった。レストランでは大人しくしているので感心した。各部屋には広いベランダ(1Fは庭)があるのも、ワンちゃんは嬉しいだろう。


夜、晴れていたらキレイな星空が見られるかもと思ったが、夕方から雲が広がり、針葉樹が揺れるような強い風も吹いていた。まぁ、仕方ない。
夕食と朝食は記録のため撮っておこうと思っていたが、ついつい撮り忘れて一部のみ。(メインすらない。なんてこった)


自分用土産は、地酒「那須八汐」の四合瓶と、瓶入り「たまり漬けチーズ」。合う~。

次回からは、訪問先のことをとりあげよう。

 

コメント (6)
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