シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

塩原渓谷:もみじ谷大吊橋、紅の吊橋、七ツ岩吊橋,野立岩

2022-12-07 | お出かけ

塩原温泉郷観光、渓谷の風景:その1。
11月26日(土)のもみじ谷大吊橋と、27日(日)の紅の吊橋、七ツ岩吊橋、野立岩などをとりあげる。

◆もみじ谷大吊橋
東北自動車道の西那須野塩原ICから国道400号を北上し、標高が上がって山間の道路になってから最初の観光スポット。塩原温泉郷の東端に位置する。
もみじ谷大吊橋は、塩原ダム湖(塩原ダム:重力式コンクリートダム、堤高60m)に架かる吊橋で、1999年(平成11年)完成。トラスなどの補剛桁を用いず、無補剛桁歩道吊橋としては本州最大級の長さ320mを誇る。幅は1.5m。通行料は300円/人。

吊橋を渡った左側に展望台が設けられていた。カエデの紅葉が残っていたのが嬉しい。そこからの風景。


展望台の手前には「恋人の聖地」※という銘板と猛禽類のモニュメントがあった。銘板には、NPO法人地域活性化支援センターと桂由美さん(聞いたことある)の名前が記されている。


大吊橋を渡って、塩原ダムまでの間は公園化されている。私一人ならダムの堤体まで見に行きたいところだが・・・戻ることになった。
ちょうど人が少なくなった。ケーブルの元からの吊橋の様子。主塔の高さは26m。


当たり前だが真っ直ぐで気持ちが良い。中程は床がグレーチングで真下が見える。左側通行とあるが、何故だろう。


橋上の途中、西側の谷に歴史のありそうな道路橋が見えた。曇天に落葉後の樹々で目立たないのが残念。


※「恋人の聖地」というのを調べてみると、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として認定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るNPO法人による事業で、桂由美さんは同法人の理事。モニュメントは、もみじ谷大吊橋周辺の山に生息する希少な野鳥「クマタカ」のつがいをモチーフにしてカービングで削り上げたものだという。

◆紅の吊橋(くれないのつりばし)
塩原温泉街の中心部にありながら緑に囲まれ、紅葉の名所としても知られるスポット。橋の名前もカエデが紅く燃えるように染まることが由来。2003年(平成15年)完成。長さ52.5m、幅1.5m。

ナビを頼りに行くと「塩原もの語り館」の駐車場に着く。資料展示室に売店、レストラン、足湯などが併設され、テラスからは箒川と対岸の散策路が見渡せる。紅葉は終わったが気持ちの良い眺めだ。


吊橋は主塔が1本で、片側からのみ吊るタイプ(片持ち型)。


対岸には「もみじの湯」という開放的な公共露天風呂がある。感染症対策の観点から、しばらく利用停止とのこと。


ここから塩原街道を車で3~4分ほど東に(箒川の下流に)行くと、七ツ岩や野立岩があるエリアになる。

◆七ツ岩吊橋(ななついわつりばし)
景勝地「七ツ岩」がこの橋の下流にあることが名前の由来。(でも、七ツ岩は橋上から見えない)。駐車場にはトイレや足湯(休止中)もあり、散策の休憩地になっているようだ。吊橋は長さ87m、幅1.5m。


この吊橋も片持ち型。渡ったところで振り返る。


階段を上る散策路があり、塩原温泉ビジターセンターへ続く。途中で吊橋の全景が見られるのではと期待したが、樹の枝が賑やかだった。

 

◆野立岩(のだていわ)
箒川渓谷の中でもひときわ大きな巨石で、道路からは橋が架けられ、石の上に行くとができる。
江戸時代、宇都宮から会津への再移封を徳川家康に命じられた蒲生秀行が、進軍の際に塩原に泊まる宿がなく、この岩の上で野宿し、一夜を明かし野立(身分の高い人が野外で休息すること)したことが名前の由来。(説明板より)


野立岩の隣には、大きな岩の上に高木が育っていた。岩の割れ目に生えたのか、樹が育って岩を割ったのか?


野立岩周辺の巨石のたもとでは、厚いマットを持参している方が何人もいた。キャンプ?ではなくボルダリングのようだ。

もう少し上流を眺めると、岩が突き出ていたり、巨石がゴロゴロしている。たぶん「七ツ岩」ではないかと思う。


巨石の多い渓谷だが、道路側の後背もそそり立つ岩肌が迫ってくるようだ。「天狗岩」という岩山だと思う。


なお、塩原温泉郷を含む、国道400号の塩原ダムの辺りから日塩もみじラインの辺りまでは、日光国立公園の特別地域なので、自然・動植物を大切に。

次回も、渓谷の風景(その2)。

 

コメント (6)
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