たまたま見ていた先週の『月曜から夜ふかし』で知ったけど、全国の自治体で「○○小京都」と名乗ることができるのは「全国京都会議」に加盟することが条件のようだ。
かなり昔から「小京都」の単語を見聞きしたように思うのだが、全国京都会議は1985年(昭和60年)に発足し(事務局は京都市観光協会内)、以下の加盟基準は1988年に定められた。
1.京都に似た自然と景観
2.京都との歴史的なつながり
3.伝統的な産業と芸能があること
3つの要件のうち少なくとも1つが合致していれば承認されるので、自然とか産業とかはけっこうありそう。例えば、埼玉なら和紙で昨年世界遺産に登録された小川町は自他共に認める伝統的な産業といえるだろう。
調べてみると、全国京都会議加盟市町「小京都MAP」というWebサイトがあった。これによると・・・なんと小川町は小京都で「武蔵の小京都」と呼ばれているとのこと。知らなかった。全国では49の市町が小京都に加盟している。
加盟する目的は観光宣伝効果を上げたいのだろうけど・・・、番組内でも取り上げていたが、加盟市町の住民がそのことを知らない方が多い。自治体のキャッチフレーズで使っていれば分かりそうなものなので、それも無いのだろう。
実際どの程度効果があるのかは分からないが、加盟したけどそうでもなかった、独自にやろう、ということもあるだろう。Wikiには過去に加盟していた自治体が紹介されている。
遠野市、松本市、金沢市、高山市、犬山市などなど、ん~確かにこれらの市は小京都の冠は不要だと思うな~。
すごい人気の小京都だったところ、行ってみて、がっかりしたことがあります。
やはり実の無いところは名で売るしかないのでしょうかね。
気をつけようと思います。