シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

森林公園で牧野富太郎展

2023-07-24 | お出かけ

7月15日~17日の3連休に予定していたことが無くなったので、どこかで散歩をと考え情報収集していると、武蔵丘陵森林公園で『牧野富太郎展』の催しがあることを知った。
今の朝ドラのモデルでもあり、「日本の植物学の父」といわれた日本の植物学者、牧野富太郎にスポットを当てたパネル展示を実施していた。期間は5月20日から7月17日まで。ぎりぎりだったが間に合う。ならば行ってみようか・・・と。

7月16日(日)の朝、妻と一緒に出発。森林公園には開園時間(9:30)過ぎに入った。暑いし移動もあるし妻も一緒だし、ということから電動アシスト付き自転車をレンタルする。以前利用した時に快適だったので、初めてという妻にも勧めた。

最初に野草コースへ行きオミナエシやレンゲショウマなどを見る。次に、移動してヤマユリの小径を歩く。


それから植物園展示棟へ移動。「雑草という植物はない」という意味の言葉は有名になったと思う。


『牧野富太郎展』の展示の様子。


標本(デジタル画像印刷)も多数あった。テレビで見たやつだ~。


知ろうと思った時には、よく観察して、花のしくみや葉の形、実の姿などをスケッチするんじゃ。なんといっても、わしの得意は“絵”。みんなにどんな植物か教える時も、絵が一番」ということから『牧野式植物図』が生まれたようだ。
信じられないくらいに詳細な絵だと思う。こちらは牧野氏命名のムジナモ。


牧野日本植物図鑑』初版本の赤字校正。赤字だらけは、真摯に取組む姿勢と妥協しない意志の表れか。


パネルによると「牧野富太郎の知名度の高さとは裏腹に業績目録は今まで作られた事がない。命名した和名のリストも存在しない。約1400種の学名をつけたとされる植物の種類はタケ・ササが非常に多い」という。
一般的な植物がないのは「植物学や分類学が発達していた西洋の研究者によって“誰でも知っている植物=良く目にする植物”の多くが命名(学名を記載)されていった」ことによるだろう。

興味深い展示だった。またどこかで牧野富太郎の展示やイベントに出会えればと思う。
この後、ハーブガーデンやボーダー花壇を見てから入口に戻り自転車を返却する。レンタル時間=3時間を10分残したくらいで有効に利用した。

ところで、電動アシスト付き自転車は普通の自転車に比べるとレンタル料金は1.5倍だが、コースのほとんどは森林の高木の木陰を走るので、森林の緑を見ながら楽に涼やかな風が得られ、とても気持ちが良いものだった。アクティビティでありアトラクションのようだな~と妻と話した。

気持ちの良い要因の一つには、人が少ないこともある。この日、熊谷の気温は38℃代だったので、丘陵とはいえそれに近い気温だと思われる。不要な外出を控えるアナウンスもあっただろう。それでも出かける方は、もっと遠くに行ったかな。連休ですし。


帰る間際(12:30頃)の入口近くでも、人は少なかった。こんなに少ないのは個人的に初めてのことだ。

この後、近くの日帰り温泉施設=グランピング&テルマー湯(旧 なめがわ温泉 花和楽の湯)でランチと入浴。さっぱりして帰宅した。

 

コメント (6)
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