シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

新潟県:昨年から稲作を止めた田んぼと農道

2022-08-21 | 自然・環境とか

8月11日(木)、新潟県への帰省ついでに出かけた処、その2。

前回の柏崎市から実家に帰ってきてから、田んぼ散歩に行くことにした。
この辺りは、稲作を主体とする農業を主産業としてきたが、ここの農業地をどのように表現すればよいのか、念のため調べてみた。

農業地域類型区分では、都市的地域・平地農業地域・中間農業地域・山間農業地域と分類されている。山間農業地域は林野率80%以上かつ耕地率10%未満の市区町村。平地農業地域は耕地率20%以上かつ林野率50%未満。中間農業地域は、そのどちらにも当てはまらない市区町村。そして、中間農業地域と山間農業地域を合わせた地域を「中山間地域」といい、総土地面積の約7割を占める。
※参照:農林水産省のWebサイト https://www.maff.go.jp/j/nousin/tyusan/siharai_seido/s_about/cyusan/

ということは「中山間地域」と言って間違いないようだ。過去の日記でも、そのように表現していたと思うが、正解だな。

この辺りの平地は標高120mほどで、周囲の山々は標高300m~380m。それほど標高は高くないけど特別豪雪地帯であり、積雪は3mほどにはなる。雪のおかげでブナ林もあったりする。(↓スマホのカメラは緑色が濃い)


平地の面積は狭いので、江戸時代から「瀬替え」という治水工事で農地を開発した。(瀬替え:蛇行した川を、山を削って直線的な流れに変え、もとの流路を耕地にする工事方法のこと)
また、私が子供の頃は棚田がいたる所でみられたが、徐々に減少し狭い棚田はほとんど無くなったと思う。さらに、平地であっても耕作する担い手がいない(委託する先もない)ことから、耕作放棄地が増加しているようだ。
もし、当地で農業をしたいという奇特な方がいるのなら、十分に応えられると思う。

こちらの奥の方は稲が育っている田んぼで、手前は昨年から稲作を止めることになった田んぼ。


この画では分かり難いが、右側は同様の田んぼで、中央の上から左側の下の方にかけては坂道の農道。

田んぼを使わないので、農道も使わなくなる。結果、農道でもこのような状態になってしまう。地面は見えないけど、水路が詰まっているようで水が地面を流れていた。足の踏み場に気を遣うことになった。
2シーズンでこの状態。万一、将来に耕作地として利用するようになったとしたら・・・大変そうだ。

この農道は、歩みを進めるたびに周りでバッタが飛び立っていく。けっこうな数だ。せっかくなので、スマホで動画を撮ってみた。

 

目視では、もっと広範囲に見えるので、よりバッタの多さを感じる。ここはバッタ天国。初めての人間との遭遇・・・かもしれない。

この時の散歩で出会った生き物(それほどいないけど)については、別途とりあげようと思う。植物については、別の日記でとりあげる予定。

 

 

コメント (4)
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