シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

北本:クロコノマチョウ ~翅裏が枯葉模様

2021-11-17 | 主に野鳥や昆虫

11月6日(土)の午前中、北本自然観察公園に行ってきた。
ケヤキの林床にある「オオハナワラビ」の様子を見ようと思い歩いていくと、何のイベントなのか分からないけど、林床にビニールマットを敷いて横になっている(寝ている)方があちこちにいる。ヒーリング?セラピー???
いずれにしても、寝ている方の脇を通りたい(本当はじゃまだと思う)のだが、スタッフらしき方に聞くと「どうそ、どうぞ」と。そこで、静かに脇を通り、奥の方のオオハナワラビを見て回る。

すると、脇で黒っぽいチョウが飛び立ち、また枯葉の中に止まった。枯葉の中で識別が難しいこのチョウは昨年見て調べたことがある。後でこの日記で確認すると、クロコノマチョウだ。


クロコノマチョウ(黒木間蝶)
:タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
改めて調べてみると、夏型と秋型があり、色合いが若干違うとか、翅裏の模様が違うとか・・・(難しい)、秋型は「翅裏が枯葉模様になり翅の縁が尖る」らしいので、秋型で間違いないだろう。オス・メスの違いは難しい。
「日中は林内の落ち葉や樹幹に静止しているが、近づくといきなり飛び立つ」「静止時に翅を閉じるのが本種の特徴」と、その通り。

「ど~こだ?」といった感じで静止している。


逆光で分かり難いので、反対側にまわって撮る。「ど~こだ?」2。


近づきすぎたのか、また飛んで行った。でも、確認できたので、「ど~こだ?」3。


「ど~こだ?」といっても、画では中央に入れて撮っているので、問うまでもない。



正面と後ろ側から近づいて見る。翅の尖っている部分は閉じないで開いている。

 

今回は林床でもケヤキしかない平地で、目で追いやすい・歩いて行ける(立入禁止ではない)ところで良かった。以前見た時は、園路から遠い所に飛んで行って追えなかった。


ちなみに、当初の目的だったオオハナワラビは、ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性シダ植物で栄養葉と胞子をつける胞子茎からなるシダの仲間。詳しくは2年前にとりあげた。↓今回の様子。

 


※当日の植物については別日記で

チヂミザサ、コウヤボウキ、トウゲシバ、アオミズ
オニドコロ、ミゾソバ、イヌタデ、カナムグラ、他
ムクノキ、ケヤキ、ユリノキ、池や森の風景など
カゼクサ(風草) ~果期の小穂

 

コメント (10)
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