シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

『室町めぐり傘』

2014-02-14 | 四方山話…

またまた雪。会社からの帰り路、雪の中をとぼとぼ歩く。
十字路で立ち止まり、右見て左見て・・・・・ふと思う。
いつもと同じ場所なのに、いつもと違う光景だな~と。しばし眺める。


さて、先日、日本橋に行った時のこと。某ビルの入口に傘が置いてあった。
この日は腫れていたので何だろう?と思い近づくと・・・。


案内板に『室町めぐり傘』とあり説明文が記されている。左側を要約すると~突然の雨で困った時は「室町めぐり傘」を使ってください。ご使用後はご返却ください。~とのこと。


ん~こういうシステムは成り立つのだろうか?と不安視するが、右側の方に縁起的なものが記されていた。折角なので全文転記しておく。

「江戸中を越後屋にしてにじ(虹)がふき」
 三井家のルーツ、江戸の呉服屋三越の全身である『越後屋』。
越後屋では、営業中に俄か雨が降り出すと、
『越後屋』の屋号が記してある傘を土間に積み上げて、顧客や通行人に貸した。
夕立ちや俄か雨が降ると、顧客だけでなく、通行人までもがその傘をさし、
江戸の街は「越後屋の傘」でいっぱいになったという。
そうした様子を詠ったのが、「江戸中を越後屋にしてにじ(虹)がふき」。
越後屋はこの「番傘貸し」により、屋号を広めると同時に、
その屋号に、「お互いを信頼し合っていこう」という
越後屋精神を裏打ちしたともいわれている。


ん~なるほど。江戸時代の貸傘サービスを再現したわけだ。
カチャッてみると、このサービスは昨年6月から開始したという。最近のことなんだな。

ちなみに「室町」は地名で日本橋室町という。日本橋の三井のビル8棟に置いてあるようだ。

 

コメント (2)
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