シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

上野駅13番線ホーム

2011-05-14 | 日常のできごと

先日、通勤の行き帰りで、西村京太郎さんの『上野駅13番線ホーム』を読んだ。
物語は北海道から寝台電車で東京に働きにきた若者から始まる。亀さんも東北出身なので、随所に上野駅と故郷の想いがちばめられていた。

その昔は、東京の北の玄関口であり、東北・北海道や上信越からの長旅の終着駅だった「上野」。
「ふるさとの訛りなつかし 停車場の人込みの中に そを聞きに行く」上野。

終着駅として利用されているのが13番線以降のホームで、現在は「低いホーム」と呼ばれている(味気ない)。

私は新潟出身で、通勤で使う乗り換え駅は上野駅。
会社からの帰りは13番線ホームから発車する電車もある。
小説を読みながら感慨にひたるところがあった。

しかし、よくよく思い出してみると、帰省で上野駅を使ったのは10代の後半から20代の後半。
でも、新幹線を使うようになってからは、近代的だし早くなったし「あ~上野駅」という感慨は薄れたので、急行佐渡(特急ときは高いので)を使っていた頃とすると・・・数年しかないな。


上野駅はターミナル駅なのに高いホームでも階段は狭いし、通路も狭い、変な段差はあるし、地下鉄は遠いし・・・不便だといつも感じるが、駅舎自体が古いし、特に低いホームの方は昭和や国鉄を感じさせてくれる。出身地によっては郷愁も覚える。当面はこのままでもいいか。
それに、東北縦貫線が開通したら、乗り換えの人渋滞もかなり緩和されるだろうしね。

コメント (6)
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