(年末年始の大雪の中での帰省は久しぶりの経験だったので、備忘録兼大雪風景の記録を数回にわたって綴っていく)
年末年始の帰省は2年振り(一年前はコロナ禍で帰省できず)。妻と一緒に12月31日~1月2日の二泊三日で行ってきた。
帰省自体は昨年10月、一年振りに行ってきたので間が空いているわけではないが、認知症の母親を見ると帰省出来る時には帰省しようと思うし、正月に帰省するのは他の時期とは違うし・・・なので、「新潟は大雪だって~(大丈夫)」と会社の方に言われたりしたが、積雪くらいなら新潟はいつものことなのでなんとかなるだろうと思うわけだ(除雪に慣れているので)。
12月31日の出発直前、実家の兄から電話があった。持病(指定難病:再発性多発軟骨炎)で調子が悪いので来れるならと、食材の買い物を頼まれ承諾。
せっかくなので温泉に寄ってから行ければとも考え、十日町市(旧松代町)の「芝峠温泉 雲海」に電話すると、ちょうど良い時間に個室が空いていた。ただ雪の状況を聞くと「県内の方であれば大丈夫かもしれないが、県外の方であれば止めた方がよいかも」と。私はどっちだ?などと考えもするが、頻繁に除雪されない峠道では普通の車は動けなくなる可能性がある。キャンセルは直前まで受け付けるということで、一応予約する。
午前8時40分頃出発。関越道は順調。赤城高原SAからチェーン規制。下牧PAでトイレ休憩。下牧PAからの風景は穏やか。

関越トンネルまではスムーズ。トンネルを抜けると、そこは真っ白だった。
吹雪で細かい雪が大量に降って舞っているので視界が効かない。さらに、道路も除雪してあるとはいえ、舗装路は見えず圧雪状態なので、目の前の先は四方が真っ白。2車線の区別もつかない。中央分離帯の雪壁に青い塗料が散布されていて(その上に雪がついているけど)かろうじて分かる程度。前の車のテールランプを頼りに進む。一点を見つめていると吸い込まれそうになる。↓スマホで。

例年の年末年始はそれほど(雪国にしては)雪が降らないので、こんな状況での運転は十数年振りかも。
六日町ICを下りた時はホッとした。しかし、街中は消雪パイプからの水で路面が出ているので安心するが、そこからまた山越えがあるので緊張が続く。
十日町市のスーパーに着き、隣に蕎麦屋があったので温かい蕎麦を頂く。注文を待っている間に「芝峠温泉 雲海」へ電話し「やはり無理」とキャンセルする。残念だけど、この状態で峠に行ったら、ひと風呂浴びている間に駐車場から出れなくなりそうだ。仕方がない。
スーパーで買い物をし、実家の兄に電話する。「温泉をあきらめたので、予定より早いけど家に向かう」と。兄「いいけど、まだ車をとめるところが無い…(除雪しないと)」
再度、周囲真っ白の道路に挑んで実家に着く。雪は弱まっていた。↓国道の様子。

昨日からの雪で玄関周りの雪はけっこう積もっていた。実家の車2台も動かせない状況。兄が除雪機で大まかに、兄の息子と私は手作業(スノーダンプ等)で細かいところを除雪し、とりあえず車を置いて動かせるスペースを確保する。↓家の前の道路(通路)と働きモノの除雪機(これを見るのも何年振りか?)。

家に落ち着いたのは午後3時半頃。炬燵で横になったらウトウト。
夕食時、土産に持参した長野県の「真澄 辛口生一本 純米吟醸」が好評だった。
テレビはNHKだったが、紅白の後半はあまり覚えていない。
ちなみに、『森林総合研究所 十日町試験地』のWebサイトで積雪情報を確認すると
・12月30日 9:00の積雪深 86cm ~翌日9:00までの24時間の降雪深は 64cm
・12月31日 9:00の積雪深 120cm ~翌日9:00までの24時間の降雪深は 34cm
・ 1月 1日 9:00の積雪深 127cm ~翌日9:00までの24時間の降雪深は 13cm
・ 1月 2日 9:00の積雪深 120cm ~翌日9:00までの24時間の降雪深は 10cm
やはり30日~31日にかけてけっこう雪が降ったようだ。
実家は山間にあるので、試験地よりさらに雪は多い。
※年末年始の帰省 まとめ
年末年始の帰省 1.大雪中の移動と雪かき
年末年始の帰省 2.正月(元旦)も雪かき
年末年始の帰省 3.晴れ!朝焼け~道の駅周辺風景
年末年始の帰省 4.帰路の八海山/洗車/異音