草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

道州制法案は国家解体を狙う反日勢力の思う壺だ!

2013年06月25日 | 政局

 自民党が道州制法案の今国会の提出をあきらめた。地方自治体に慎重論が根強いことに配慮した結果だという。これまでも私たち日本国民は、小選挙区制と政党交付金を導入させた政治改革、新自由主義にもとづく小泉構造改革などで、マスコミやインテリに煽られてきた。かえってそれで、日本は脆弱な国家になってしまったのではないか。中央政府の権限を外交や安全保障などに限定し、それ以外のことは地方に任せるというのは、住民サービスを向上させる点からも、大いに検討をすればいい。しかし、それと道州制導入は別問題である。日本という国家が、それでまとまりを維持していけるのだろうか。とくに日本国内の反日勢力は、依然として力を持っている。道州に大幅に権限を与えたならば、国家解体が顕著になるのではないだろうか。沖縄独立を公然と叫ぶ者たちがいるのであり、それを後押ししかねない。それと同時に、日本の置かれている国際環境も無視できない。国がばらばらになることは危険この上ない。高坂正堯が指摘しているように、「歴史はボーダレスに向かってはいない」(『日本存亡のとき』)のである。ソ連が崩壊して、次々と新しい国家が生まれたことは記憶に新しい。近代文明によって国際化がもたらされた一方で、国家と国民の一体感が増してきているのだ。そして、中共のような覇権国家が目の前にいるのである。その厳しい現実を私たちは直視すべきなのである。

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安倍首相を支持しているのは「智民」と呼ばれるネチズンだ!

2013年06月25日 | マスコミ評

 「ネトウヨ」という言い方は的はずれだ。産経新聞とFNNが去る22、23日に行った電話とネットの世論調査によって、それが判明した。ネット調査では年収や家族構成までもが聞くことができるために、興味深い傾向が浮かび上がってきた。高年収ほど安倍首相を支持していたからだ。安倍信者の「ネトウヨ」は引きこもりの人間であり、「所得の低い者たちだ」との見方は偏見だったのだ。さらに、ネットへの書き込みが多い人ほど安倍首相支持が多かったのである。ネット上での保守的な人たちを差別し揶揄するにあたって、もっとも好んで使われるのが「ネトウヨ」である。しかし、実像はまったく異なる。ここで私が注目するのは、書き込みの多い人をどう見るかである。サヨクが思想的に敗北したことで、日本のネット住民のなかに新しい層が誕生しつつあるのだろう。公文俊平流に言うならばそれは「智民」ということになる。「ネクラ」であり、「裏のエリート」というわけではないようだ。もっとも活動的な人間が読書家であるように、知的にクリエイティブであれば、世の中での居場所を確保するエネルギーに満ちているからだ。引きこもるのではなく、普通の生活を営みながら、ネット上の「智民」として発言する。当然のごとくコモンセンスに裏打ちされているわけで、その人たちが中心になったネット言論は、商業主義に毒されることなく、日本人の声なき声を代弁しているのである。

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都議選で自民党圧勝 10句

2013年06月24日 | 川柳

マスコミに騙されませんこれからは

何気ない庶民が支持した自民党

マスコミがネットに敗れし選挙かな

批判だけ嫌がらせだけ民主かな

元民主許さぬ都民の審判は

想定外ならずにやっぱり自民かな

一回の過ち懲りて堅実に

オレ流は詭弁なりしと見抜かれて

賢きは庶民の声よ思い知れ

反日でかえって国民目覚めけり 

 

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自民圧勝共産躍進の背景は新自由主義への抵抗だ!

2013年06月24日 | 政局

 日本人は安定した政治を求めているのであり、そのためには安倍自民党に頑張ってもらいたいのである。東京都議会議員選挙での候補者全員の当選を受けて、自民党は参議院選挙でも圧勝する勢いである。ただその一方では、共産党が東京都議会で野党第一党になった。スタンスが定まらず、保守だか革新だかあやふやな民主党ではなく、サヨクとしての一貫性がある共産党に、野党の役割を期待する東京都民が多かったのだろう。もう一つ忘れてはならないのは、新自由主義への対応である。野党のなかで明確に新自由主義に反対しているのは、共産党と社民党である。とくに、共産党は民主党と連立を組んだわけでもなく、独自性を保ってきた。それと比べると、民主党、みんなの党、日本維新の会は新自由主義の信奉者である。それでは「負け組」の受け皿になるわけがない。共産党の躍進は、参議院選挙にも多大な影響を与えるのではないだろうか。規制緩和とか道州制とかが改革であるかのような風潮がある。しかし、自民党や共産党に投票した人の多くは、自分たちの生活がこれ以上混乱することを避けたかったのだろう。第三極を目指した日本維新の会が惨敗したのは、そうした国民の心理を理解できなかったからだ。共産党は外交安全保障については安倍政権と真っ向から対決するするが、経済政策においては、それなりに切磋琢磨できるのではないだろうか。

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マスコミの批判にもめげず自民党が都議会議員選挙で大勝利!

2013年06月23日 | 政局

 今日の東京都議会議員選挙の結果は、もはやマスコミが日本を動かしていないことを示した。民主党が盛り返しているかのような世論操作をしても、第四党への転落であった。当初の予想を裏切って、共産党にも及ばなかったのである。労働組合の連合が付いていても、大惨敗を喫したのである。バラの花を付けるセレモニーどころではなくなった。今回の選挙結果は、民主党政権がいかにデタラメであったかを、骨身に感じていたからだろう。日本維新の会も惨敗であった。公明党は投票率が低かったために助けられた。圧倒的に都民の支持を得たのは自民党である。候補者59人全員が当選を果たしたからだ。安倍自民党は首都東京で勝利した余勢を駆って、目前の参議院選挙にも勝利する可能性が出てきた。安倍批判を連日繰り広げてきたマスコミは、自分たちの不甲斐なさを痛感したに違いない。そして、ネットの力が侮れないのを、今さらながら思い知らされたのではないだろうか。民主党政権が誕生したときから、ガンガン攻撃してきたネットは、自民党の政権復帰をバックアップしたし、マスコミの報道を問題視してきた。いかにマスコミの大半が反日になろうとも、尖閣諸島が中共の侵略の危機にさらされ、韓国が日本バッシングを強めているなかにあって、国益を重視する政党に投票するのは当然だ。いざとなれば結束して国難にあたるのが、日本国民の習性なのであり、それを後押ししたのがネットなのである。

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沖縄にかこつけて安倍批判をする「天声人語」を嗤う!

2013年06月23日 | マスコミ評

 今日の朝日新聞の「天声人語」も安倍晋三首相の批判である。連日それしかできない朝日新聞は、社内における自由な言論など保障されていないのだろう。決まり切った紋切り型で、安倍首相が沖縄のことを大事に考えていない、と一刀両断にしている。しかし、沖縄に米軍基地があるために、東アジアの平和が維持されていることは、悲しいかな現実なのである。そして、米軍基地が全面的には撤去されて困るのは、日本なのである。中共の海洋監視船が尖閣諸島周辺で領海侵犯を繰り返している。いつ武力侵攻してくるかは、予断を許さないのである。それに触れることなく、沖縄の米軍基地を論じるのは、何か意図があるような気がしてならない。民主党政権のときの鳩山由紀夫首相にしても、最終的には、今の安倍首相と同じ結論にいたったではないか。中共は覇権国家であり、日本のチベット化を狙っているのは明白だ。それを阻止するためには、当面は米軍基地に頼らざるを得ないのである。アメリカ兵が沖縄にいる限り、中共とて手出しはできないからである。安倍首相が追悼式で語るのは、沖縄戦で亡くなった者たちへの鎮魂の言葉であり、二度と戦場にしてはならないとの思いだろう。そのためには日本自身が防衛力を強化する以外に手はないのだ。侵略者として襲いかかろうとする中共に、断じて屈してはならないのである。中共を利するだけの「天声人語」は、日本国民のことなど念頭に置いていないのである。

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安倍首相が手堅いのは政治力学に精通しているからだ!

2013年06月22日 | 政局

 安倍晋三首相の最初の関門が東京都議会議員選挙である。政治家はどうあるべきかをめぐっては、様々な意見がある。葦津珍彦は『武士道「戦闘者精神」』において、明治維新と昭和維新との差を論じていて興味深い。葦津は「前者が広汎な国民の思想と結びついており、後者が少数精鋭の孤立独走に流れたということは、もっとも大きな相違点ではあるが」と前置きしながら、「指導的人物の条件にも、かなりに差があったと思う」と述べたのである。維新を成し遂げるような人物は、平凡な人間であるわけがない。「詩人的な情熱の人でなければならない」からだ。しかし、それだけでは政治的な力を持つことは不可能だ。そこで大事になってくるのが「権力の法則に徹した、冷徹な計算能力」である。それと詩人的な情熱が結びついて、世の中を変えるのである。会津が戊辰戦争で敗れたのは、そこで後れを取ったからであり、権力闘争に敗北したのには、それなりの理由があったのだ。明治維新史における薩長の指導者は、まず藩内での権力闘争を勝ち抜かなければならなかった。純粋無垢であることは許されなかったのだ。これに対して、2・26事件の青年将校らは、軍隊特有の上位下達にならされており、政治力学に関しては甚だしく無知であった。その点については、安倍首相はなかなかのものである。「権力の法則に徹した、冷徹な計算能力」を駆使して、国難に立ち向かっているからだ。政治家はそうあるべきなのである。

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西洋化は日本人の自己喪失であることを危惧した江藤淳!

2013年06月22日 | 思想家

 安倍首相には頑張ってもらわなくてはならない。日本という国家を重視しようとするスタンスは、高く評価されるべきだ。江藤淳に「影をなくした日本人」という一文がある。1965年1月4日に神戸新聞に発表された文章で、そこでは1964年10月10日号の「ニューヨーカー」の表紙が取り上げられている。聖火を掲げた青年走者の顔は、チョンマゲをとって髪を七三にわけた侍の顔であり、背景は12、3世紀の日本の絵巻物の世界であった。江藤はそれを見て時代錯誤的だと一瞬声をあげて笑ったが、すぐに「案外そうでもないかもしれないな」と反省したのである。日本人を異質に感じるアメリカ人の眼差しに促されて、気付かないでいる日本を再認識させられたのだった。「異質であることを、なぜマイナスと考えなければならないのであろうか。要するに、日本文化の有機的な統一を世界のなかに実証するための同等の願いが、いつか同意への願いにすりかえられたとき、われわれは自分の過去を忘れ、自己喪失への道を歩みはじめたのではなかったであろうか」。江藤が言いたかったことは、日本と西洋とは同一視できないという現実である。だからこそ江藤は「われわれは、日本人がどれほど西洋に似ており、自分がどれほど『日本人離れ』しているかを得意がるべきではなく、自分をいや応なく過去につないでいるさまざまなきずなに、静かな自信を持つべきである」と主張したのだ。近代化イコール西洋化が、「徹底的な自己喪失を日本人のもたらすであろう」ことを危惧したのである。

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自らの命を投げ出した宮本警部や熊谷軍曹の行為は崇高だ!

2013年06月21日 | 思想家

 安倍首相が今日、警視庁板橋署常盤台交番を訪れ、駅前の踏切に入った女性を助けようとして電車にはねられ殉職した、宮本邦彦警部の記念碑に献花した。危機の時代にあって、今求められるのはその精神ではないだろうか。全ての人間にそれを強制しようというのではない。自ら命を投げ出した崇高な行為に対して、私たちは敬意を示すべきなのである。拓殖大学日本文化研究所が平成16年冬号として発行した『日本文化』に、竹本忠雄の「大空の捨身」が掲載されている。「針よりも細く、ひとすじの光が青空を突き刺すと見るや、閃光が走り、B29の巨体が真二つに割れ、高空から、ゆっくりと、回転しながら落下してくる」。高射砲が当たったと思って手を打って喜ぶ少年の日の竹本に、「体当たりだよ」と語った「父の声に「じんと来た」のであった。竹本は「あれから半世紀余、いまなお、閃光は鮮やかである。一人の若い生命が玉と散り、そのお陰で私は生き永らえている」と回想したのである。そして、体当たりしたのが陸軍軍曹熊谷兼一であることを調べ上げた。昭和19年12月29日、昼の12時半から1時半までの出来事であった。陸軍の少年飛行兵出身である熊谷は、B29に、逆さ落としに体当たり攻撃をしたのである。火だるまになりながらも、下町に墜落しないようにとの配慮から、愛機を操縦して亀戸の沼地に激突したのである。特攻隊員ではなく、とっさの判断であったとみられている。その点では宮本警部もまったく同じなのである。

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橋下徹の失速は保守層から見限られたからだ!

2013年06月21日 | 政局

 日本維新の会の共同代表である橋下徹の人気が下落することは、最初から予想された。テレビのコメンテーターとして、それこそ「小遣い稼ぎ」をやって有名になったのである。威勢のいいことを口にする人間だと思っていたらば、有名人であることを追い風にして大阪知事に当選し、労働組合バッシングで保守層の支持を集めた。そして、大阪府を都にするとかで大阪市長に転身し、その勢いで持って国政を動かそうとしたのだ。自分が注目されるために、何にでも口を差し挟んだ結果が、このざまである。東京都議会選挙や参議院選挙で、すでに走り出している党関係者からも、総スカンを食ってあたりまえだ。極めつけは「慰安婦」についての発言であった。日本は侵略国家との思い込みがあるから、最初から腰が引けていたのに、スタンドプレイをやってしまったのである。主張に一貫性がないわけだから、待ってましたとばかり、マスコミの餌食になったのだった。考えなしは能なしである。読売新聞の全国世論調査の結果によると、参議院比例選の投票先で日本維新の会はガタ落ちになっている。今年1月の段階では16パーセントもあったのに、今では5パーセント程度である。減った分は自民党に回ったようだ。橋下の勘違いは、誰が支持者かというのを見誤ったことではないか。保守層であることを理解していれば、もっと勢いが維持できただろう。もはや橋下は過去の人になりつつある。保守層に見放されれば、橋下の立つ瀬はないからだ。

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