アメリカのだらしなさといったらない。日本を本当に防衛してくれるのだろうか。尖閣諸島に対する中共の侵略の危機が迫っているのに、オバマ大統領はまったく他人事ではないだろうか。釘をさすチャンスであったにもかかわらず、米中首脳会談を開催しても、結局は中共の宣伝に利用されただけではないか。オバマ大統領が「関係国は緊張を高めるのではなく緊張緩和を求めるべきであり、行動ではなく外交チャンネルを通じて話し合おうとするべきだ」と述べたとすれば、それは明らかに日本に対する背信行為だ。尖閣諸島は日本固有の領土だ。沖縄返還協定が日米の間に結ばれたことで、昭和46年6月に日本に返還された。どうしてそれを踏まえた発言をしないのだろう。中立を装うことは、断じて慎むべきだろう。日米は民主主義という共通の価値観に立脚している。これに対して中共は一党による独裁であり、自由な言論活動は許されていない。それでも中共と接近したいのは、今のアメリカが病んでいるからではないだろうか。ほんの一握りの金融資本がアメリカという国家を動かし、多数派は貧困にあえいでいる。少数派支配という点では、アメリカも中共も一緒なのである。そこに利害の一致があるのだろう。しかし、本当にそんなことでアメリカはいいのだろうか。安保条約を締結している日本に背を向け、崩壊しかかっている中共を助ける。そこに一体何のメリットがあるのだろう。
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