草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

頭を冷やすため橋下大阪市長は朱子学の「静坐」をすべきだ!

2013年06月06日 | 思想家

 批判に対して多弁である必要はない。言うべきときに、ハッキリと物を申せばいいのである。橋下徹大阪市長の言い分はもっともなところがあるが、あまりにも口数が多過ぎて、かばいようがない。もっとじっくりと構えられないのだろうか。会津藩の祖である保科正之公は、その点では違っていた。時間があると静坐して、不動心を失わなかった。幕府の中枢にいたせいもあり、苦労は多かったと思われるが、一度として取り乱すことはなかった。正之公は山崎闇斎の協力を得て寛文年間に『伊洛三子伝心録』を編纂したが、静坐の意義について、朱子の師であった李延平の言葉を紹介している。「李先生が人に教えるのは、『静』の中に、感情として表れる以前の気象である『中』を体認してはっきりとさせることであり、こうあってこそ変転して止まないあれこれの事物に応じて、一つひとつぴったりした『節』にあたることであろう」(田尻祐一郎著『山崎闇斎の世界』)と書いている。めまぐるしく変わる世界において、正論を吐こうとすれば、最終的には心の問題に行き着くのである。橋下市長は国民受けばかり狙っており、そのためのパフォーマンスが目立つ。詭弁を考えるのではなく、一時的に思考を停止して、静坐に励んでみればいいのである。饒舌であることを、今のマスコミは要求する。じっくり考えた上での発言など、求めてはいないのだ。しかし、指導者たる者はそうであってはならない。橋下市長はマスコミに煽てられ、マスコミによって潰されようとしている。口は災いの元なのである。

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新自由主義のお先棒を担ぐマスコミの安倍批判を嗤う!

2013年06月06日 | 経済

 安倍首相は間違ってはいない。新自由主義に一定の歯止めをかけたことは評価すべきだ。現在起きている株安について、安倍首相が発表をした第三弾の成長戦略が市場の期待を裏切ったからというのは、言いがかりに過ぎない。不満としてマスコミが取り上げているのは、一律の法人税減税と雇用の流動化である。それが盛り込まれなかったということで、安倍首相をこきおろしているのだ。そこまで言うのであれば、それらの政策にマスコミは賛成なのだろうか。日本の大企業の競争力を高めるために、世界から金を集めるために、一律に法人税を減税するとして、その一方では消費税増税が待ったなしなわけだから、どのように国民に説明するのだろう。雇用の流動化というのは、簡単に首切りをすることであり、正規の雇用を減らすということではないか。そうでなくても非正規の雇用が増加しているのに、それをさらに進めるというのは、賢明な策なのだろうか。内外の投資家にとっては抵抗があるかもしれないが、日本が歩むべき選択肢はモノ作りであり、そのためには、新自由主義とは一線を画すべきなのである。参議院選挙に向けて今後安倍批判が過熱してくるのは確実だ。安倍首相は経済政策でも王道を歩んでおり、マスコミのクレームは嫌がらせでしかない。新自由主義の軍門に屈しないからこそ、安倍首相は集中砲火を浴びているのである。

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