草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国家観を語らない小泉進次郎は総理大臣になる資格がない!

2019年09月18日 | 思想家

このままでは小泉進次郎環境相に期待しても無理である。彼は国家観を語らないからである。次代を担う政治家が今やるべきは、国民受けのする「改革」ではなく、日本を取り戻すことである。我が国を貶める特定国家に身構えることなのである▼小泉の父小泉純一郎は改革者を自任していた。首相時代に推進した「構造改革」で、本当に日本をよくなったのだろうか。経済合理性が優先され、生産の拠点は次々と海外に移った。いくらアベノミクスで株が上がっても、もう一つ実感が伴わないのは、日本国内の物づくりが衰退してしまったからなのである▼エリック・ホッファーは『安息日の前に』(中本義彦訳)において、改革なるものの危険性を説いた。「改革に伴う危険とは、治療が病気にもまして症状を悪化させうる危険である。改革は社会という身体に施す手術である。しかし、改革者は手術医とは違い、好ましくない結果へと改革の道筋をそらす、予期せぬ副作用に対する準備ができていない。そのうえ、社会を診断する改革者自身が病気の一部と化していることも多い」▼小泉環境相はこの文章を肝に銘じるべきだろう。そして、国防安全保障に関する考えを明確に打ち出すべきである。アメリカべったりでよいのか、それとも自立に向かって一歩踏み出すべきか、それを語る指導者を今の日本人は求めているのだ。小泉環境相が大成するかどうかは、その一点にかかっているのである。

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松井大阪市長の「原発処理水を海洋放出すべき」は正論だ!

2019年09月18日 | 災害

小泉進次郎環境相の大衆迎合的な発言と比べれば、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長の提案の方がはるかに建設的である。福島第一原発の処理水に関して、原田義昭前環境相が「海洋放出しかない」と断言したのに対して、小泉環境相は就任記者会見で不快感を示し、福島県の漁業関係者にお詫びまでしたのである▼その処理水が有害放射性物質を除去したものであれば、海に流すことを検討するのは当然だ。風評被害を煽るようなことを口にする環境大臣は最悪である。処理水をためるタンクはすでに950基を超え、現在も毎日100トンから150トン増え続けている。取り除くのが難しいのがトリチウムだが、海に流す希釈されたトリチウム水は安全であるとの見方が有力である。本当に健康に害がないかどうかを確認してから、国民に周知徹底して海洋に放出すればいいのである▼松井大阪市長は「自然界レベルの基準を下回ったものは、科学的根拠を示して海洋放出すべき」と述べ、大阪湾に流すことにも言及したのである。政治家が指導力を発揮しなければ現状は打開できない。しかも、野党の主張であることが重要なのである。そうでなくても、韓国などは福島第一原発にいちゃもんを付けて、我が国を貶めようとしている。小泉環境相は松井大阪市長の提案に誠実に対応し、福島の復興を加速させるべきなのである。

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