草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

香港政府が検討している「覆面禁止法」は自由への挑戦だ!

2019年09月24日 | 国際問題

香港の人たちの自由を求める抗議活動を弾圧するために、香港政府は「覆面禁止法」を検討しているという。ハイテク技術の進歩によって、顔の認証カメラの精度が格段に向上している。デモ参加者の身元が割れれば、個別に対応して締め上げればいいのである。権力がそれをフルに活用しすれば、尻込みする人たちが出てくると思っているのだろう▼中国共産党はナチスと変わりがないのである。エリック・ホッファーは『安息日の前に』(中本義彦訳)において「レーニンがいなければ、ヒトラーは出現しなかっただろう」と断言している。ホッファーは第一次大戦がもたらした破壊に言及しながらも、「戦争よりも革命のほうが過去との断絶の度合いは大きい」と書いたのだった▼レーニンからヒトラーは学んだというのだ。「恐ろしいほど大量の血が流されたにもかかわらず、第一次世界大戦は文明の枠内にとどまっていた。捕虜と文民は国際合意に従って取り扱われた。レーニンとって、文明的な方法はすべてブルジョアがつくり出したトリックにすぎなかった。彼は名誉も真実も自由も民主主義も嘲笑した」▼レーニンの前衛党の理論の前提は、大衆を指導するといった上から目線であった。そのイデオロギーに立脚した者たちが中共を動かしているのである。だからこそ、ナチスと同じような無慈悲なことができるのである。そのことを理解しなければ、真の意味で香港の人たちと連帯したことにはならないのである。

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コメント (2)
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