草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東アジアの緊張は高まっており警戒を怠ってはならない!

2019年09月21日 | 安全保障

我が国の防衛はアメリカ頼みでは駄目なのである。現在の法制度では、一旦緩急あれば必ず犠牲者が出る。それをあらかじめ想定して置かなくてはならないのである。自衛隊が災害出動で手が回らないのを狙って仕掛けてくる危険性すらある。政治的に追い詰められている国家ほど、軍事的な挑発をしてくるのだ。我が国を叩きのめし、全面戦争の一歩手前で休戦すればいいのである▼どこの国かあえて名前を出す必要はないだろう。我が国が備えをしているとは思われない。戦後70年以上も平和であったわけだから、どこかが攻撃してくるとは考えられないからだ。空か海か陸かは分からないが、緊張は日増しに高まっている。アメリカが軍事的にも経済的にも圧倒的な力を誇ったのは、70年代までであり、81年3月4日には、ワインバーガー国防長官がNATO諸国に対して「合理的な役割分担」を求めた。それは同時に日本にも向けられたメッセージでもあった▼あれから40年近くが経過した。しかし、我が国の防衛力は周辺国から後れを取っている。自主防衛とは名ばかりである。経済成長が鈍化したことで、GDP1パーセント以下では、装備を充実することはできなかった。我が国を攻撃する国家は通常兵器を使用するはずだ。やられてから反撃するしかない自衛隊は、切歯扼腕することになるだろう。死傷者が出た段階で、ようやく日本人自覚するに違いない。国際社会は未だに暴力の只中にあることを。動揺しないためにも、今求められるのは国民の団結である。

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危機の時代を迎え三島由紀夫の『行動学入門』を再読す!

2019年09月21日 | 思想家

令和の御代が危機の時代であることを、私たちは覚悟しなくてはならない。中共や北朝鮮の活発な攻勢によって、韓国までもが全体主義の手に落ちようとしているからだ。朝鮮半島が混乱すれば、我が国に飛び火しないわけはないのである。日本が国家として身構えることは当然であるが、私たち自身が平和ボケから脱却しなくてはならない▼朝鮮半島の問題に干渉するのではなく、非常時に備えて置くべきなのである。その精神的な支えとなるのは陽明学ではないだろうか。三島由紀夫の「革命哲学ととしての陽明学」(『行動学入門』に収録)を再読して、なおさらその思いを強くした▼三島は井上哲次郎が「日本に移入されてから一層めざましく発展し、中江藤樹、熊沢蕃山を始めとして、林子平、梁川星巌、大塩中斎、また西郷南洲、横井小楠、真木泉守、雲井龍雄、その他明治維新をいろどる幾多の偉大な星を、この思想は生んだ」(『日本陽明学之哲学』)と書いた文章を紹介し、自らも陽明学を行動の指針としたのである▼とくに三島は陽明学の「帰太虚」に着目した。このため大塩中斎(平八郎)の『洗心洞箚記(せんしんどうさっき)』を取り上げ、大塩の思想的核心部分に関して「太虚は永遠不滅であり不動である。心がすでに太虚に帰するときは、いかなる行動も善悪を超脱して真の良知に達し、天の正義と一致するのである」と解説したのだった▼危機の時代には危機の哲学が必要であり、それによって危機を突破するしかないのである。

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