ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和8年の夏-太鼓の虫干し

2015年11月23日 05時01分35秒 | Weblog
 昨日に続いて、父の日記から。
 昭和8年(1933)の7月29日の頁の上欄には、太鼓虫干し、委員会と書いてあります。下欄の日記を読んでみると、青年団活動のことが書いてありました。父は当時23、4歳だったはず。市場に勤めながら青年団活動に没頭していました。太鼓屋台も青年団の担当だったようです。今も夏に虫干しをしていますが、80余年前も青年が虫干しをしていた確かな記録です。写真は昭和12年の佐保神社秋祭りの太鼓屋台(上組)です。左端で腕組をしている父の姿もあります。


 帳簿に一時間かかった。これで今日の日課は事務的に終わった訳だ。-町青年団の役員名簿等の整理を始める。過去五年間の町青年団に対する内容えの研究と努力は遂にして最近その理想に近き第一歩の刻印を踏む様になってゐる事を嬉しく我れ事の様に感じて来る。
 太鼓の虫干しを午前十一時から始める。末永君は未だ眠ってゐたらしい。母親の命令では起きないらしい。三木君が終了半ばにやつて来た。暑い最中で照りも良く虫干しの絶好の日和だつた。弁当五〇銭宛と西瓜と氷で満腹した。午后二時過ぎ終了。
 会社の裏庭をコンクリートに改められるのでじつとそれを見てゐろとの事だったので帰ってじっと午睡もせずに見てゐた。別に不正をする人でもないと思はれる。
 夜常任と全委員会。予算の編成に就ての協議だ。体育部は休み。社会部と当部のみ。
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