ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

状ヶ池のオルカ像-国際交流の記念像

2011年09月27日 05時20分20秒 | Weblog
 加東市社の市役所社庁舎や税務署、福祉センターなど公共施設が集中するその東側に国道372号社バイパスをはさんで状ヶ池があります。池の周囲は公園になっており、さらにその東には社中学校、社高校があり、緑豊かな市民の憩いの場になっています。
 状ヶ池は、赤穂義士の一人、吉田忠左衛門が監督して築造した歴史的にも由緒のある池で知られていますが、今では春の桜、初夏のヒラドツツジなど多くの市民が四季折々の自然を楽しんでいます。
 さて、372号から社中学校への進入路を入ったところ、公園の入り口を入ってすぐの所に大きな魚の像があります。これがオルカ像です。すぐそばの看板には解説が書かれています。

姉妹都市親善のシンボル オルカ(シャチ)

 オリンピア市の原住民は”オーラカ”と呼び「勇敢な心と美しい姿の象徴としてたたえ」また家紋として用いている鯨目の海獣。社町が昭和56年10月、オ市に教育視察団を派遣した際に重要無形文化財上鴨川住吉神社の「神事舞」の人形を寄贈、オ市の州政庁博物館に展示され人気を集めている。そのお礼として、昭和57年5月4日、オ市と姉妹都市提携調印式の席で、両市町の友情のきずなとしてオ市から贈られたオルカは、調印式にさきだち昭和57年3月16日、オ市から彫刻家ジョー・ツーガスさん(32才)が親善大使として来町、住民と友情の対話を広げながら2ヶ月ばかりで精魂こめて彫りあげたものである。

    昭和57年5月4日    社       町
                 社町都市親善委員会

 このオルカ像を彫っているところは公開されていました。今でも覚えています。今年は社町とオリンピア市との姉妹都市提携による国際交流が30周年を迎えます。市役所社庁舎の西側の道路はオリンピア道路と名付けられています。そして、状ヶ池公園にはこのオルカ像が展示されているのです。日米友好、加東市とオリンピア市の友好関係のシンボル、オルカ像を一度見て下さい。
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