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道標に関心をもち、この歴史ブログでもよく紹介してきました。中学の社会科教師をしていた時、郷土学習で地元の郷土史家であり私の中学時代の恩師でもある先生をお招きし、社町内の道標についての講話をしていただいたことがあります。また、やしろ歴史民俗研究会でも東条地区や社町内の道標についてのレポート発表を聞かせていただいたことなどがきっかけで、市内を回っている時には道ばたの石造物に注意を払うようになりました。
車を止め、近寄ってよく観察し、写真を撮ったり、手帳に刻まれた文字をメモします。そして、帰宅してからもう一度調べ直します。そんな時、いつも手元にあって参考にさせてもらっているのが、『東条の道標巡覧記』です。「道標に街道のロマンをたずねる」「道標かいわいの史蹟・伝承も併記」と表紙に書かれています。
この冊子は「東条の歴史を掘り起こそう会」(代表飯尾衛、邦近従宏)によって、平成20年2月11日に発刊されたものです。A4判205頁の分厚い冊子で、加東市東条地区の道標などが地区每に網羅されています。道標の他、史蹟や伝統行事なども古文書などによる詳しい解説が掲載されています。
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