昨日に続いて、昭和8年発行「髙等小學 國語書き方手本 第二學年用 文部省」から、乃木大将の漢詩、「金州城外の作」を紹介します。
この漢詩は、教員になった頃、母の勧めで詩吟を習ったことがありましたが、その頃、一番よく練習したものでした。また、中学校社会科歴史の授業で日露戦争を扱った時に生徒にこの漢詩を詩吟で紹介したのも懐かしい思い出になっています。ちなみに流派は摂楠流です。
戦前の尋常高等小学校の高等科ともなると、こうした漢詩も習字で書いていたんですね。ひょっとしたら、当時の先生も詩吟を披露していたかも、と思いながら想像してしまいました。