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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

上久米東光寺大日祭-雨の護摩焚

2010年02月13日 05時45分49秒 | Weblog
 2月11日、建国記念の日は朝から雨がぽつぽつと降り出し、午後には本格的な冷たい雨となりました。加東市上久米の東光寺では大日祭が行われ、2時過ぎには寺の前の田で護摩焚が始まりました。雨にもかかわらず多くの参拝者が護摩焚を見守りました。
 この大日祭は大日さんとよばれて昔から親しまれてきた祭ですが、かつては参道に露店がたち並び多くの人出で坂を上るのも大変だったといいます。傘をさして護摩焚を見ながらそんな昔話に花が咲いていました。

 社町の広報に掲載された大日さんの紹介文を今年も掲載します。

 「郷土の探究」(8)
 社町にも北播三大祭の一つとかぞえられるものに、上久米にある東光寺の恒例祭とされている「大日如来祭」がある。昔から牛馬の守り仏として有名で毎年二月二十八日には播州一円の農家が参拝し、境内せましと思わせる。この日北播一帯の青年有志大相撲が展開されるとともに参道に列をなす植木をはじめ農機具などの多くの露店は、まさに社町のなかでの最大の祭りでもあり、北播三大祭の一つでもある。

 護摩焚の最後は火渡りです。冷たい水が溜まった田の中に素足になって並び、山伏さんに背中に何やら指で字を書いていただいてから一気に渡ります。まだ火がところどころ出ているのですが熱くないのです。今年もこうして無事に火渡りを終えることができました。


 寺の南辺りには、かつて役場、学校、駐在所などがあったそうで、米田村(現加東市米田地区)の中心であったということです。参道には道標や石灯籠などが立ち、往時の賑わいがしのばれます。
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