ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

やしろ歴史民俗研究会の歩み・家原浅野家

2016年05月22日 05時25分37秒 | Weblog
 21日(土)午後、やしろ歴史民俗研究会の28年度総会と研修が行われました。

 今日の講師は、研究会の顧問であり、郷土史・文化財研究の大家である堀内和男先生でした。先生は91歳のご高齢ですが、歴史を語るお姿と声はびっくりするほどお元気でした。張りのある声、次々と広がるエピソード。興味を持って調べたことが、やがて、いろいろと繋がって「縁」ができる、それが醍醐味であり、嬉しいと話しておられました。

 さて、やしろ歴民研の歩みを振り返ってみると、平成2年に遡ることができます。第1回のテーマは「社町文化財について」で、当時文化財保護審議会会長だった堀内和男先生が講師をつとめられています。それから現在まで、27年、125回の講演と56回の移動研修が重ねられてきました。講師の中には今は亡き、吉田省三先生や上月輝夫先生のお名前があります。移動研修は近畿一円から遠くは福井、広島、徳島県にも及んでいます。

 今日の研修は、堀内和男先生が本研究会の歩みを振り返ってのお話でしたが、家原浅野家の歴史を最後の殿様であった浅野長祚(あさのながよし)を中心に史料をもとに話されました。その中で、地元の薬師堂の仏像や文書と浅野長祚とのつながりなどにもふれられ、長い間の歴史研究がひょんなところで新しい発見に繋がることもあったというお話をされました。


 
 

 
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