ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

西古瀬の英霊碑

2015年06月28日 05時49分16秒 | Weblog
 加東市西古瀬の集落の北に毘沙門堂があります。そのお堂の北の墓地の中央、コンクリートで整備された一角の台石の上に大きな石碑が建っていました。両側には、軍人墓が建っています。この石碑は大東亜戦争で戦死された西古瀬出身兵士の尊名を刻んだ殉国英霊碑です。
 碑には、10柱の英霊の戒名、位、氏名、戦没年月日、年齢が刻まれていました。昭和19年が4人、昭和20年が6人。大戦末期に戦死されたことがわかります。中には終戦の前日、昭和20年8月14日、24歳という日付、年齢の方もありました。年齢は20代から30代前半。陸軍8人、海軍2人。このような若者が郷土から出征し、戦死されたことを伝えています。
 碑の裏には「昭和二十六年三月遺家族一同建立」と刻まれていました。昭和26年といえばまだ占領中であり、サンフランシスコ講和条約が調印されたのは9月でした。
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