ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

松江城の国宝指定書

2016年03月01日 04時34分43秒 | Weblog
 松江城で見つけた珍しいものをもう一つ紹介します。国宝の天守の最上階は開け放たれた窓から360度が見渡せます。宍道湖、松山市街、遠くの山々。今は直下に松江市のビル街が見えますが、昔は家々が並ぶ城下町が一望できたことでしょう。
 冷たい風が吹き抜け、肌を刺します。夏は涼しいだろうなと思うしかありません。床と柱の他は何もない天守最上階の中央に、写真の国宝指定書が飾られていました。額に入れられた指定書には次のように記されていました。


 
 建二三三号

  国宝指定書

 松江城天守 一棟

  四重五階、地下一階付、本瓦葺、南面附櫓一重、
  本瓦葺

  附・祈祷札二枚
    慶長一六年正月吉祥日
   ・鎮宅祈祷札 四枚
   ・鎮物 三点
    祈祷札一、槍一、玉石一

  右を国宝に指定する

  平成二十七年七月八日

   文部科学大臣 下村博文


 これはレプリカです。本物は別のところに厳重に保存してあります。国宝の天守に昇って、その最上階で国宝指定書をじっくり読めるというのはいい経験でした。





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