ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

明治時代に米取引で栄えた社の田町-御大神宮の修繕寄附帳

2020年01月23日 05時54分39秒 | Weblog
 明治37年(1904)の御大神宮さん(加東市社佐保神社境内)の屋根替、石瑞垣新築などの寄附帳はすでに紹介しましたが、その頁の筆頭には、当時、田町筋にあった加東米穀取引所の名前があり、これに続いて仲買店、住人の名が続いています。
 これらの寄附者の名前は、御大神宮さんの祠の門柱、玉垣に刻まれており、今も見ることができます。佐保神社の境内の大ケヤキの下に、日露戦争の記念碑が建てられていますが、その建立者は大阪堂島取引所有志となっており、米取引を通じて、大阪と社の町が深く結びついていたことがうかがえます。当時、大阪堂島で「播州社」の名を知らない者はなかった、といわれているほどだったと聞いています。
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