ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

新町の道標

2007年03月29日 04時57分42秒 | Weblog
 加東市新町の旧市街の南端に近いところ、古い民家の倉庫のそばに立派な道標が立っています。
 明治45年1月(1912)建立と刻まれていますから、今からおよそ90年余り前に立てられたものです。
 三面には「左 やしろ 明石 高砂」「右 きたの 大門 粟生」「右 多可郡丹波 丹後」と大きな文字で深々と刻まれています。
 何と雄大な道標でしょう。この旧道が北は日本海(山陰)から南は瀬戸内海(高砂)まで、南北を貫通する幹線道路であったことを知ることができます。
 新町は加古川舟運の河岸として栄えた町で、かつてのにぎわいを今も残る古い民家や広い道路などが伝えています。その一画にこの堂々たる道標が今も立ち続けていることに嬉しさを覚えます。
 
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